時代小説のとっかかりにおススメの本たち!

時代小説といえば池波正太郎、浅田次郎、宇江佐真理、佐伯泰英と枚挙に暇がありません。ですが、ちょっと堅苦しい文体に時代小説ならではの専門用語。時代劇は観るけれど、時代小説はちょっと……という方々に朗報?! 最近はライトな文体で、個性的なキャラクターが登場する時代小説が増えてきました。敷居が高いイメージの時代小説ですが、とっかかりの一冊との出会いの一助になればと思います。

風雲急を告げる幕末の世。安政二年(1855年)、安中(群馬県)藩主・板倉勝明は、
藩士の心身鍛錬を目的として安中城内より碓氷峠の熊野神社までの七里余り(約30キロ)の
中山道を走らせた。“安政の遠足"とも呼ばれ、日本のマラソンの発祥である。
美しい姫をめぐりライバルとの対決に燃える男。どさくさ紛れに脱藩を企てる男。
藩を揺るがす隠密男。余命を懸け遠足に挑む男。
一ヶ月に渡るマラソン大会の勝者となる者は?そして安中藩の未来は?

著者:土橋章宏
出版社:角川春樹事務所

とても読みやすい小説で、笑える話もあれば、感動のお話もあって、結構楽しめます。物足りないと感じる人もいるかもしれませんが、ライトな気持ちで楽しむにはオススメです。

出典: www.amazon.co.jp

時代小説用語辞典

江戸を舞台にした時代小説を、より楽しく深く味わうために知っておきたい事柄や用語をわかりやすく解説した、読んで面白い「江戸」事典です。時代小説を読むときに手元に置いておくのもよし、江戸雑学物として読むのもよし、時代小説入門ガイドにもよし。

読みやすさで選んだ「とっかかりの一冊」たちですが、やはり用語を知っていれば面白さも倍増すること間違いなしです。なので、このとっかかりの本たちを読んでさらに時代小説へ踏み込みたくなった方々へ。

keeper
keeper
@keeper

目次 - Contents