冬場でも寒くない!?鈴木英人による海のアート!
鈴木英人というイラストレーターさんをご存知でしょうか。爽やかなるグラデーション、主に海などのイラストで知られる方です。「この季節に海!?」と思われるかもしれませんが、不思議と寒さは感じません。むしろ「夏のギラギラした太陽」を思い起こさせてくれるのです。
鈴木英人
1948年福岡県出身。活動は1980年ころから開始。わたせせいぞうやエルジェといった画家を思わせる画風で知られる。
出典: ja.wikipedia.org
こちらは、「わたせせいぞう」
夏って感じです。わたせさんは漫画家でもあり、もこうした爽やかな絵、漫画で知られています。この方はどちらかというと「風」を感じさせる印象です。個人的見解ですが。
こちらは、エルジェ。
有名な『タンタンの冒険』より。この方もグラデーションが巧妙とのこと。
で、鈴木英人
色遣いが上の二人に似ています。こと、グラデーション具合からわたせせいぞうさんを想起させます。ご本人のホームページに、たくさん絵が乗っていますので、壁紙にされてはいかがでしょう?参考までに数点をご紹介…。
ボートです。「さあ、漕ぎ出そう!」という気分になります。水温高そうです。この絵を見た直後なら、セレブが気まぐれで「クルージングしよう」と言ったら乗っちゃいそうです。そのくらい「ヨットええなあ」感があります。
ちょっと見づらいですが、にぎやかです。海もそうですが、空!夕方から夜にかけてのグラデーションが、「よく観察しているなあ」と感心するほどです。
車の絵も結構描いておられます。水面に映ったヨット、建物のゆらぎ…。
ため息が出ます…。
いかがだったでしょうか。「余計寒くなった」方は申し訳ありません。しかし、鈴木英人氏の絵の魅力は伝わったかと思います。
魅力その1・グラデーション
パステルカラーの色合いを巧みに織り交ぜ、それでいて「塗りたくっている」感じがしないのは見事です。グラデーションという技法から、様々な絵の具の組み合わせから成るイラスト、絵画の力を改めて思い知る次第です。
魅力その2・地球の息吹
水と空気、力強さを感じさせる絵を描く人だと思います。生物(人間、動物、植物)が描かれていなくとも、そこには確かに生命というか地球の息吹があります。海や空が何より物語っています。言葉ではなく絵で語れるというのは、憧れます。