連続テレビ小説ゆかりの本~後編

NHKの朝の連続テレビ小説で、事実をベースに作られたものは意外と少ないのです。最近はそういう作品ばっかりヒットしているようなので、印象が強いのかもしれませんが…。事実をベースにして制作された作品のうち、21世紀に入ってからのものを中心にその「モトネタ」を紹介していきましょう。売れた作品もあれば、コケた作品もあり。あなたは、どのぐらい覚えていますか?

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実は連続テレビ小説のうち、実話をベースにしたものは意外と少ないのです。2000年代に入ってからだと、片手いくかいかないかといったところです。その中からオススメの本を紹介しましょう。新品では手に入りにくくなっているものもあるかもしれませんが、ご容赦ください。

てるてる坊主の照子さん

なかにし礼さんの小説で、2003年秋から翌年春まで放映された「てるてる家族」の原作でもあります。ご存知の方も多いかもしれませんが、なかにしさんの妻の実家がモデルとなっています。実際のドラマでは次女の夏子のモデルとなった女優、いしだあゆみさんが出演していたりもします。

火の山~山猿記

2006年に放映された「純情きらり」の原案となった小説です。ちなみに舞台はドラマが愛知県岡崎市なのに対し、この作品では山梨県甲府市になっています。著者は津島佑子さん。苗字から気づく方もおられるかもしれませんが、太宰治(本名・津島修治)の実の娘です。この作品に出てくる画家、杉冬吾のモデルが太宰だとされています。

「暮しの手帖」とわたし

「暮しの手帖」をつくった大橋鎮子さんの自伝です。あれ、この人モデルになっていたっけと思う方もおられるでしょうが、実は2016年春から放映される「とと姉ちゃん」のヒロインのモデルなのです。先に読んでおくのもいいかもしれませんね。

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