【都市伝説】実は怖い日本昔話!子供には言えない裏話を紹介
誰もが知っている昔話の都市伝説や裏話を集めました。桃太郎が犬・猿・雉を連れて行った理由や、「カチカチ山」の残酷すぎる話などを掲載。子供には教えられない、怖い話をたっぷり紹介していきます。
『姥捨て山』の都市伝説
出典: densetsunavi.com
兄貴は山菜取りに夢中になって結構な量が手に入ったので
満足して帰ろうとすると、近くに人の気配がして振り返ったんだって。
すると10メートルぐらい離れた大きな岩の上にガリガリに痩せた
汚い着物姿の白髪の爺さんが座ってたんだって。
兄貴はちょっとビビッタらしいんだけど、
足元に山菜籠があったから同じ山菜取りの人かと思って挨拶して帰ろうとしたんだ。
するとその爺さんは山菜籠に手を伸ばすと、
「わしもタラの芽じゃ、知ってるか坊主、タラの芽は生でもいけるんじゃぞ?」
って言いながらその場でワシャワシャ食っている。
兄貴はそれをジッと見て目が離せなかったんだって。
なぜならそれは「タラの芽」じゃなくて、
かぶれることでおなじみの「ウルシの芽」
「こいつはやらんぞ?ここら辺にはもう食える物は残ってねぇ他の場所を探しな。
坊主も、もう村には食いもんは残ってねぇから山まで入ったんだろうが残念だったなぁ」
そう言うとじいさんはまたニタリと笑う。
そして次の瞬間スウッと消えていなくなったんだって。
地区の地区長さんがその地域の昔話を教えてくれたんだって。
「お前の入った山は昔姥捨て山だったんだよ、それに飢饉のたびに口減らしもあった。
多くの人があそこで食べ物を探して死んでいったんだ。
捨てられた人は食えるものは何でも口に入れたんじゃろうな。
お前さんがあったのはその時代の人だろう」
「この土地の過去は皆知らないからあまり話すなよ」と兄貴に釘を刺した。
『桃太郎』は当時間引きされた子供?
桃太郎が犬・猿・雉を連れて行った理由
昔の日本では貧しい地域で生まれた子供を育てられない場合、間引きといって赤ちゃんのうちに処分してしまう風習があったのだ。川のある地域ではこどもを川に流すといった習慣があったそうだ。桃太郎は物語の最初、川から流れてくる。そして、彼が入っていた桃。桃という果物は子宝の象徴とされている。つまり、桃太郎は当時間引きされた子供を表しているのだ。
三匹の仲間の悲しい都市伝説
そして、桃太郎が仲間にした3匹の動物は実は最初から犬・猿・雉に決まっていた。3匹の名前を漢字の別の表記にする。
・犬=居ぬ(ここにいない)
・猿=去る(ここから去る)
・雉=帰じ(ここに帰ってこない)
となり、間引きされた子供を連想させるような言葉になるのだ。桃太郎の作者はあえて間引きされた子供を主人公に設定する事で人々の罪を少しでも浄化しようと考えたのだろうか。
『カチカチ山』の怖い都市伝説
この物語には、作者からの非常に強烈なメッセージが隠されている。
出典: mbbook.jp
残酷すぎる物語
爺さんは畑でいたずらタヌキを捕まえて帰り、婆さんにタヌキ汁を作っておけと言って出かける。タヌキは麦つきを手伝うと言って婆さんを騙して縄を解かせ、杵(きね)で婆さんを殺す。
そのうえ婆汁を作って爺さんに食わせる。タヌキは爺さんが食ったことを確かめた上で、「はばあ食ったじじい、流しの下の骨を見ろ」と、罵りつつ逃げる。
爺さんの悲しみを知った裏山のウサギはタヌキを捜し出し、背負わせたカヤに火をつけて大火傷をさせ、その背中の治療と称して味噌と唐辛子を塗り込み、更に泥の船に乗せて二度としないから助けてくれと懇願するタヌキを見殺しにして溺れさせてしまう。
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『怖い話』・日本昔話
小作人の夫婦が地主の家に米俵を納めに行きました。その年は凶作でした。
強欲な地主は、貧しい夫婦が米をネコババしてないかチェックしようと、
傍らで無邪気に遊ぶ夫婦の幼い一人娘に聞きました。
「おまえ今日何食った?」
娘は笑顔で「白いマンマ食った♪」 地主驚愕。
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夫婦は娘に「人に何食ったか聞かれたら白いマンマって言え」と教えていたのです。
年老いて授かった一人娘を夫婦はことのほかかわいがっていました。
小作人の中でもひときわ貧しく、誰よりも白米を食べることができなかったので、
娘に恥をかかしては不憫との親心だったのです。
夫婦がいくら否定しようと地主は信じません。
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狂ったようにエンドレスな罵倒を繰り返す地主。
黙って耐えていた夫婦だったが、突然父親が顔を上げたかと思うと、
娘を引っつかんで、傍らの鎌で、その小さな腹をかっさばいたのでした。
娘の腹から出てきたのは、今日食べた稗や粟…。
白いごはんではありませんでした。
「これで信じてもらえましたか?だんな様…」
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『みちびき地蔵』
途中、疲れ果てて眠りかけている浜吉を起こしていると、目前の岩の上に「みちびき地蔵」と呼ばれる地蔵が見えた。
この地蔵には「死ぬ人が前日にお参りに来る」という言い伝えがある事を母親は思い出していると、ちょうどそこへ村の婆さんがふわふわ浮かび上がりながら地蔵を拝み、空へ消えていく姿が見えた。
「あのお婆さんは病気だったからなぁ……その後ろの若い男は事故にでも遭うのかな……赤ん坊を抱いた若い女?お産に失敗してしまったのかな……」
等と順番待ちで並んでいる人々を見ているうちに、母親はやけに大勢の人々がお参りに来ている事に気付く。
浜吉親子を含む村中の人々が浜辺で楽しそうに海藻を取っていたが、浜吉の母親だけは昨日見た事が頭から離れず、不安が募っていた。
そんな時、急に大きな津波が押し寄せてきた。
浜は騒然となり、浜吉一家も大急ぎで小高い丘へ駆け上がった。
大波は浜辺のみならず村をも飲み込んで丘の前で砕け散り、一家は難を逃れた。
「昨日見た光景は、本当だったんだ……」
と母親は慄きながらも納得していた。