本当は怖い人魚伝説まとめ!ノアの方舟に乗れなかった闇の生き物・人を喰う・地震を予知する等
「人魚」といえば、ディズニーの『リトルマーメイド』などのイメージから「美しい」「歌が上手い」などのポジティブな印象が持たれていることが多い。しかし実際に世界各地に残っている人魚の伝説は、人を誘惑して船を沈めたり、伝説の「ノアの箱舟」に乗れなかった邪悪な生き物であったりと、「恐ろしい怪物」としての側面が強いようだ。
人魚とは
人魚とは、上半身が人間で、下半身が魚の形をした想像上の生物だ。一番ポピュラーなのはアンデルセン童話に登場する「人魚姫」だが、人魚伝説の基となったのは、ギリシア神話に登場する魔物セイレーンだと言われている。上半身が人間で、下半身が鳥の形をしたセイレーンは、海の岩礁で歌を歌い、その美声によって船員の心を惑わせ、船を難破させていたという。
■パイレーツオブカリビアンの人魚は、実は子どもならトラウマレベルの怖さ
出典: webkay.com
「生命の泉」の水に人魚の涙を1滴垂らさなければ、永遠の命を得られないので、この映画には人魚も登場するが、それは初め可愛らしげに相手を油断させ、油断したところを牙を剥き出しにして人間を襲う、恐ろしい生物だった。
出典: ameblo.jp
伝説では、人魚はみんな女で、発情期になると人間の男を捕まえて、海の底へ引きずり込んで、食べて子どもを産む
■宣教師フィリップが言った「人魚はノアの方舟に乗れなかった生き物ではない」は本当か?
パイレーツ・オブ・カリビアンのワンシーンで、人魚に『君はノアの方舟に乗れなかった幻の生き物ではない』といったような台詞があった
「パイレーツオブカリビアン 生命の泉」内で宣教師のPhilip Swiftが言ったセリフの原文はこちら⇓
"Such beauty. Surely you are one of God's own creations and not a descendant of those dark creatures who found no refuge on the Ark. Such beauty. Yet deadly."
Ark=Noah's Ark=ノアの方舟
これは、神様は人間が堕落していると思って、洪水で溺死させようとした時、ノア一家だけは清いとして殺さなかった。ただ、魚は、水の中にいるから、溺死せず生き残った悪い生き物の子孫だと
言われているけど、人魚の貴方は違うという意味だったのかな?
*ノアの方舟
人間の間に悪徳が横行したため、悪いやつらを一掃するぜ!と大洪水。ノアじいちゃんが信心深かったので、船作ればいいよって教えてもらえる。人魚は船に乗れなかった=一掃されるはずだった悪いやつら。
出典: www.amnh.org
This one’s a little tricky, since there’s no mention of mermaids in the Old Testament. We do know, however, that there weren’t any fish on the arc; according to Genesis 6:15, God declared that he intended to “destroy all flesh, wherein is the breath of life” in the flood. That means only air-breathing creatures needed spots on the big boat the first place. But wait — the mermaids of Pirates 4 apparently require both air and water to survive, right?
出典: popwatch.ew.com
「乗れなかった」はちょっと違うかも?旧約聖書によると、神は「全ての、『呼吸をする』生き物を滅する」と言っているので、マーメイドはずっと水の中で生きられるので、そもそも除外対象だったのかも?
Surviving the Flood
A picture from the Nuremberg Bible of 1483 shows a mermaid, merman and mer-dog swimming near Noah's Ark. According to this illustration of the Biblical story of the Flood, when land animals were rescued in the ark, the merfolk stayed nearby to weather the storm.
出典: www.amnh.org
「乗せてもらえなかった」というよりも、乗らなくても泳げたので…という方が正しいかもしれません。
むしろ、「ノア」一族が人魚だとの説もある!
人魚伝説の元は、今から6、7千年前にバビロニアで崇拝されたオアンネス(Oannes)と謂う海神が始めではないかとされています。
オアンネスは海を支配し、バビロニアの港町では航海安全の神として崇められたと謂います。日中は王として陸上に、夜は海に帰る神として信じられていた。オアンネスにはダンキナ(Damkina)と云う妃がいて、6人の子が居た。後のノアの大洪水のノア一家はオアンネスだとも謂われているのです。ノアの大洪水の絵に人魚が描かれるのは、この伝承によっています。
■ちなみに、パイレーツオブカリビアンで、宣教師フィリップの運命は?