東映でもサンライズでもない、70年代マイナーロボの世界

東映動画「マジンガーZ」はヒット作となり、そのキャラクター商品であるダイキャスト玩具「超合金」も大ヒットとなった。その後を追うように、様々な玩具メーカーが、様々なアニメ制作会社と共に、「巨大ロボット」を生み出していく。
そんな、巨大ロボットアニメの中でも、東映動画でもサンライズでもない、知る人ぞ知る8本を紹介したい。

ゴワッパー5 ゴーダム

1976年4月4日より放送された作品。
アニメ制作はタツノコプロ。
メカデザインは大河原邦男。
キャラデザインは天野喜孝。
玩具メーカーはタカラ。(鋼鉄ジーグと同じシリーズ)
姉御肌の女性がリーダーで主人公という、当時として珍しいアニメ。
マイナーではあるが、タツノコらしい完成度の高い作品でもある。

UFO戦士ダイアポロン

1976年4月6日より放送された作品。
アニメ制作は、「鉄人28号」「サザエさん」で知られるエイケン。
キャラデザインは芦田豊雄。
玩具メーカーはブルマァク。
三体のロボット、ヘッダー、トラングー、レッガーが合体し、さらに、主人公のタケシが一体化してダイアポロンとなる

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グロイザーX

1976年7月1日より放送された作品。
アニメ制作は、「チャージマン研!」が有名なナック。
原作はダイナミックプロの、桜多吾作。
玩具メーカーは中嶋製作所。
「グロイザーX」は飛行形態の名前。
「グロイザーX」から変形して、人型である「グロイザーロボ」となる。

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ブロッカー軍団IVマシーンブラスター

1976年7月5日より放送された作品。
アニメ制作は、名作アニメで知られる日本アニメーション。
制作協力として葦プロダクション。(実際の製作は、葦プロダクションが行っている)
メカデザインは大河原邦男(七戸洋之助名義)。
玩具メーカーはタケミ。
マシーンブラスターはロボットの名前で、「ロボクレス」「ブルシーザー」「サンダイオー」「ボスパルダー」の4体。主人公の飛鳥天平(リーダーではない)が登場するのは「ボスパルダー」。

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合身戦隊メカンダーロボ

1977年3月3日より放送された作品。
アニメ制作は和光プロダクション。
メカデザインはメカマン、大河原邦男。
玩具メーカーはブルマァク。(なんと放送中に倒産する)
主人公達の登場する「メカンダー・プレーン」3機が合体して「メカンダーマックス」となり、さらに「メカンダーマックス」が「メカンダーロボ」と合体することで、内部の原子炉が起動して戦闘態勢になる。

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超合体魔術ロボ ギンガイザー

1977年4月9日より放送された作品。
アニメ制作は、名作アニメで知られる日本アニメーション。
制作協力として葦プロダクション。
メカデザインは「スタジオぬえ」の宮武一貴とメカマン。
玩具メーカーはタケミ。
3体のロボット「グランファイター」「ブルゲイター」「スピンランサー」と、 戦闘機の「アローウィング」が合体して、ギンガイザーとなる。

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宇宙魔神ダイケンゴー

1978年7月28日より放送された作品。
アニメ制作は、ガッチャマンの脚本で知られる鳥海尽三が立ち上げた鳥プロ。
鳥プロのアニメ作品は、この一作のみ。
現在の版権は東映エージエンシーが持つ。
メカデザインは大河原邦男。
玩具メーカーはタカトクトイス。(玩具の完成度は高かったようだ)
スターウォーズのブームを受けてか、スペースオペラ風のテイストの作品。

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闘士ゴーディアン

1979年10月7日より放送された作品。
アニメ制作はタツノコプロ。
メカデザインは「スタジオぬえ」の河森正治。
マクロスで知られる河森正治の初期の仕事。
玩具メーカーはポピー。
「ゴーディアン」とは「プロテッサー」「デリンガー」「ガービン」の3体のロボットの呼称で、主人公とマトリョーシカ風に合体する。

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