【都市伝説】「小池輸入LPレコード店」について紹介!名古屋にあった伝説のお店
かつて名古屋に存在した伝説のレコード店「小池輸入LPレコード店」についてのまとめです。主にクラシックの輸入盤を扱い、高価でも音質の良いレコードを売ることをモットーとしていた店。店主に気に入られないとレコードを売ってもらえないことでも有名でした。ここでは名物店主やお店にまつわる逸話の数々などを紹介していきます。
かつて名古屋に存在した、伝説のレコード店。
1980年代後半まで名古屋の新栄町で営業していた、小池レコード店という輸入レコード店がありました。このレコード店は特別なレコード店で、一般のレコード店では販売しない、素晴らしい音質のレコード盤が、世界中から集まってきていたのです。
レコード盤は放送局用や、ディレクターズカット盤など、一般向けに販売していないものは、音質が全く違うのです。そんな貴重なレコードを販売していたのが、小池レコード店でした。
●レコードを売ってくれないレコード屋
店のご主人、小池氏に気に入っていただけないとレコードを売ってもらえないという名古屋の小池レコード。仮に気に入っていただけたとしても、今度はレコードを選べません。小池氏が選んだレコードしか売ってもらえないのです。しかし、そのレコードがただのレコードではなかったようです。常連の方々は小池氏によって選ばれたレコードを喜んで買って帰り、自宅でその選曲とサウンドに驚嘆するのだそうです。
出典: yandrd.exblog.jp
極上のレコードが揃ってるけど、行くと店主に説教されたり、欲しくても売ってくれなかったりしたという伝説の店、小池レコード、行ってみたかった…
— 神代 剣 (@kamisiro_turugi) February 16, 2015
店主に認められても、好きなジャンル (Jazz、Classic等)は尊重してもらえましたが客にレコードを選ぶ権利はありません。そもそもレコード陳列棚などはなく、店主が奥から数枚のレ コードを手にして現れるのを数名の客があぐらをかきながら固唾を飲んで待つという雰囲気があり、より店主に気に入ってもらえた客がその中から欲しいレコー ドをGETするという様なある種レコード争奪戦を垣間見ることも多々ありました。小池弘道店主が勧めるレコード盤を「おおこれは有難い」と購入するのが流 儀であったと記憶しています。
@_no_bu_ ずばり、名古屋の小池レコード デス、結局1枚も売ってもらえなかった、、、
— tempo (@te_mpo) 2012.05.30 23:59
この店は一般的なレコード店とは違いレコードは店の前のみすぼらしいショーウィンドーに数枚のレコードが飾ってあるだけで現代のCDショップとはまったく違う異質な店であった。玄関のガラス戸を開けるとその奥に今で言う試聴室のような6畳の畳部屋があり、ここで小池氏の話を聞きながらレコードを買うのであるが、そう簡単には売ってくれない。まずは小池氏の話に同調しない限り門前払いとなる。
出典: www.kit-ya.jp
居間のような畳の部屋には無造作に段ボールに詰められたレコードが置いてあり、鴨居の上にはバーンスタインなど著名な音楽家と店主のツーショット写真が飾られていました。
音がいいレコード?
小池で売っていたレコードは放送局用、あるいはディレクターズカットと言われる、一般用とは別に製作されるレコードだそうだがなぜ、小池にこんなレコードが入ってきたのかを私は直接、小池氏より聞いている。 40年続いたレコードコンサートのところでも述べたように、コンサートを続けるため世界中の音楽家に呼びかけたところある音楽家から送られてきたレコードの音がいいことに気がついた。これについて、音楽家に問い合わせたところ「これは普通には売られていないものだ。 これからは私たちの名前を使ってこのレコードを手に入れてくれ」という返事をもらったそうである。 そういう理由で専用のルートを得た小池に、この「音がいいレコード」が集まったということだ。
小池レコードには19歳くらいんとき恐る恐る行ったのですが、店主のおじいちゃんから初めて"音質が良い"という感覚を教わったのでした。
— ブルース (@kiibruce) 2016.02.07 00:40
一番印象に残っている親父さんの言葉は『入っていない音は出てこない』です。
新幹線と東海道線はどっちが速いだ?
新幹線です。
それは、どうすれば分かる?
乗ってみる。
レコードも聴いてみるまでわからんのだ。
和紙でできた手垢の付いた巻物みたいなものを広げると、そこには2組の平行線が墨だったかマーカーで書かれていた。要は幅の広い平行線が新幹線で、狭い方が在来線というわけである。
新幹線と在来線のレールの違いを引き合いに出しての輸入盤と国内盤の音の差を語っていた記憶は鮮明です。
出典: sawyer.exblog.jp
時々お客さん対応を見ていたが、巻物みたいなものを拡げて、新しいお客さんに説明し、そばの常連客がそうだそうだと頷くパターンが多かったように思う。
出典: blog.goo.ne.jp
レコードを指揮する? 演奏する?
ご自慢のLEAKのプリのボリュームをご自身で曲にあわせ自在にコントロールし さながら人間エキスパンダーのような技を披露してくれたね。
出典: hobby8.2ch.net
レコードを掛けるときも、アンプのつまみを盛んに動かして、いわば手動でダイナミック・レンジ・エクスバンダーみたいな事をやっていたのだと思う。
出典: blog.goo.ne.jp