光が死んだ夏(漫画)のネタバレ解説・考察まとめ

『光が死んだ夏』とは、モクモクれんによる漫画で、高校生の少年よしきと親友・光(ひかる)の姿をした得体の知れない「何か」の交流を描く青春・ホラーストーリー。「次にくるマンガ大賞2022」Webマンガ部門でGlobal特別賞を受賞し、「このマンガがすごい!2023」オトコ編では第1位に選ばれた。
モクモクれんが描いた短編BL漫画が元になっており、連載版でもよしきと「何か」の関係を主軸に物語が進行する。舞台となる田舎町に「何か」が現れたことをきっかけに、次々と怪事件が起きていく。

CV:安積亮

坊主頭が特徴のお調子者。よしき達とは違って「アシドリ」という場所から登校している。通学路が一時的に使えなくなって通っていた林道で嫌な気配を感じ、よしき達に一緒に帰ってくれるように頼んだ。

ユウキ

よしき(左上)に相談する巻(中央)の話に加わるユウキ(右)。

CV:仁胡

黒髪の女子生徒。よしきに好意を持っているような素振りがある。
朝子と仲がよく、「ゆーちゃん」と呼ばれている。

朝子(あさこ)

よしき(右)、ユウキ(左)、巻の話に加わる朝子(中央)。

CV:北奈つき

癖のあるショートカットが特徴の女子生徒。ユウキと仲がよく、「あーちゃん」と呼ばれている。
光が光ではないことに気付いている様子。

その他

松浦(まつうら)

CV:仁胡

よしきと光が下校中、ふたりに遭遇して「ノウヌキ様が下りてきている」と叫んだ老婆。
その日の深夜、宅配便業者を装った何者かが家に侵入し、翌朝死亡しているところを発見された。

暮林理恵(くればやし りえ)

よしき(右)の身に何が起きたのか尋ねる理恵(左)。

よしきがスーパーで出会った主婦。霊感があるらしく、よしきをひと目見て「よくないもの」が側にいること、このままではよしきも無事では済まないことを見抜いて忠告した。
過去に亡くした夫が同じように帰ってきたことがあるが、最悪の結末に終わった。

田中

山からいなくなってしまったノウヌキ様(光に入っているもの)を再び封印するため、村の上役が連絡を取った人物。クビタチとノウヌキ様について詳しい様子だ。
「会社」と呼ばれる組織に所属している。会社はかつて別の企業が村周辺を開発しようとしたときに止めた実績があったが、その実態は村の上役たちも知らず、田中と会社が何者なのかは判然としない。
内臓と引き換えに強力な結界を張ったり、別件の仕事で呪いめいたアザをもらっていたりと、わが身を顧みない危険な男。本人いわく霊感はないようで、飼育ケースに入れたハムスターに人ならざるものを察知させる。

『光が死んだ夏』の用語

ノウヌキ様/ウヌキ様

光の遺体に入った「何か」の名称。集落の年寄りや上役が呼んでいる名前で、本人は名乗っていない。
生前の光は「ウヌキ様」と呼んでいた。集落の者いわく「クビタチの業」で、「未来永劫土地の者が閉じ込めておかなくてはいけないもの」。

忌堂(いんどう)家

光の家。代々ノウヌキ様を管理する役目を担っている。光の父、晃平(こうへい)がその役目を負っていたが、事故で死んでしまってからは正式な後継がいない状態だった。
光は何かの「儀式」をするためにひとりで山に入って事故にあい、死亡した。

クビタチ

shuichi
shuichi
@shuichi

目次 - Contents