スーパーロボット大戦参戦作品まとめ(その10)

マジンガーやガンダム、マクロスと違ってやや地味な面こそあれど、漫画家・横山光輝の原作アニメはロボットアニメ史においてエポックとなった作品ばかりです。そこで今回は、スーパーロボット大戦に参戦した三作品をまとめてみました。

太陽の使者 鉄人28号

巨大ロボットの元祖にして、現在まで三度アニメ化された「鉄人28号」のアニメ第二作。設定はより現代的に刷新されています。

横山光輝の傑作ロボット漫画「鉄人28号」を原作に、各種設定を現代風にアレンジしたアニメ。

各回のストーリーは、勧善懲悪を基本とした単純明快なものである。これらは原作に依存したものではないが、「善いも悪いもリモコン次第」という原作の特徴は押さえており、リモコンが奪われるエピソードもたびたび登場した

出典: dic.nicovideo.jp

六神合体ゴッドマーズ

美形キャラで女性ファンの心をつかんだ合体ロボットアニメ。原作漫画の「マーズ」とは基本設定を除いて大きく異なる内容です。

横山光輝氏の漫画『マーズ』を原作とするアニメ作品。ただし漫画が凄まじく鬱な内容であったためか、「時代にあわせて、自由に書いてもらってかまわない」という横山氏からの許可を得て、設定の一部を借りる程度でほぼオリジナルのストーリーが構築されている。「ゴッドマーズ」という名前については、商標の都合から変更された。

子供向けに制作されたアニメで、超合金等の玩具が好調な売り上げを記録した。一方、主人公の明神タケルやマーグなどの美形男性キャラに多くの女性ファンが虜になった。このことから当初の予定だった半年から、1年以上に期間が延長されて放送されることとなった。また、ファンの人気に後押しされ、劇場版や小説『六神合体ゴッドマーズ 十七歳の伝説』が制作されることとなった。小説は後にOVA化された。

『ジャイアントロボ THE ANIMATION 地球が静止する日』のようなスターシステムを採用していないことから、『ジャイアントロボ』の参戦が難しくなった『第2次スーパーロボット大戦α』の後にリリースされた『スーパーロボット大戦D』以降も問題なく参戦を果たしている。版権表記はスパロボ参戦時には「光プロダクション」だけだが、本編映像が使用される際には制作を担当したトムス・エンタテインメント(当時は東京ムービー新社)を指す「TMS」が併記される。

前番組は『太陽の使者 鉄人28号』で、その後日談としている設定も存在する。

出典: wiki.cre.jp

ジャイアントロボ THE ANIMATION 地球が静止する日

今や実現不可能な豪華キャスト、スタッフによって作られた20世紀型スーパーロボットアニメの超大作。主人公をはじめ、登場キャラのすべては横山作品からのスターシステムで登場しています。

横山光輝原作の特撮テレビ番組『ジャイアントロボ』を原案とし、主人公、主役機体もそちらから選ばれている。本作はロボットアニメに分類されるものの、超人格闘シーンも大きな魅力である。また、父と子の絆という点にドラマ性を持たせている。サブタイトルの「地球が静止する日」は、1951年に公開されたアメリカのSF映画、『THE DAY THE EARTH STOOD STILL』の邦題である『地球の静止する日』から採られている。

スター・システムにより横山光輝作品の様々なキャラクターが登場し、ドラマを繰り広げるが原案からの敵味方関係の逆転が多く、元々善の主人公のバビル2世が敵首領「ビッグ・ファイア」になる一方、逆に敵役ヨミが主人公側トップ「黄帝・ライセ」になったり、十傑集の中では敵味方が協力する間柄になっていたりする。

音楽は天野正道が作曲し、常任指揮者を勤めたワルシャワ・フィルによりフルオーケストラで演奏され、のちに交響組曲「GR」として管弦楽・吹奏楽による編曲もされた。特に吹奏楽版『交響組曲第2番「GR」より』、『「GR」より シンフォニック・セレクション』などは、現在でも吹奏楽コンクールなどでしばしば演奏されている。全7作それぞれにすべて異なる楽曲が作られた一方、本編では一曲も主題歌・挿入歌がない。反面、作画及び音楽へのこだわりが資金面・製作時間的に完結まで長期間を要する原因となった[1]。

出典: ja.wikipedia.org

以上三作品は、原作からかなり設定が変わっています。ゲームを楽しむために見るもよし、そこから各キャラクターのルーツをたどって奥深い横山ワールドに足を踏み入れるもよし。いずれにせよ、多くの人が楽しめる名作には違いありません。

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