スーパーロボット大戦参戦作品まとめ(その6)

いわずと知れた「ガンダム」シリーズから、宇宙世紀が舞台のテレビシリーズで参戦作品をまとめています。いずれも富野由悠季が監督という大きな共通点をもっています。

機動戦士ガンダム

ご存知リアルロボットものの開祖。良くも悪くも、その後のジャンル全体の潮流を変えた作品です。

宇宙世紀0079——スペースコロニー“サイド3”はジオン公国を名乗り、地球連邦に独立戦争を挑んできた。人類の半数以上を死に至らしめた戦争は、今や膠着状態に陥っていた。そんな状況下で連邦側のコロニー“サイド7”に怪しい動きを察知したジオン公国軍のシャア・アズナブル少佐は、モビルスーツ“ザク”3機を偵察に差しむける。連邦軍はそこで“ガンダム”を中心とする新鋭モビルスーツの開発と運用テストを行っていたのだ。興奮した新兵のジーンは軍功を焦って暴走し、独断で砲撃を開始した。サイド7の少年アムロ・レイは、他の民間人ともども戦火に巻き込まれてしまうが、そこで父の開発するガンダムのマニュアルを偶然拾う。隣人のフラウ・ボゥの家族たちが一瞬で死に至ったのを見たアムロは、ガンダムの操縦席に乗りこんで起動する!ガンダムでザクに立ち向かったアムロは、まったくの素人ながらビーム・サーベルで2機のザクを破壊することに成功。だが、シャアはムサイ艦からミサイルを発射し、サイド7を破壊し続けるのであった。

出典: www.gundam.jp

機動戦士Ζガンダム

前作から数年後を描く続編。人間同士のエゴのぶつかりあいが生み出す悲劇の連鎖は、最終回で最悪の結果へとつながります。

前作「機動戦士ガンダム」の放映から7年後に放映され、劇中でも前作の舞台となった1年戦争から7年後という設定で物語が描かれており、前作の登場人物が年をとって登場する。

機動戦士ガンダムが戦場の兵士を中心にして描かれていたのに対して、政治的な駆け引きなどの要素が増している。 とくに機動戦士ガンダムの地球連邦対ジオンという構図から、ティターンズ対エゥーゴ対アクシズという三極構造となり、敵味方の区別が曖昧になっている。またキャラクターたちのエゴがむき出しの演出で話が進行する。

出典: dic.nicovideo.jp

機動戦士ガンダムΖΖ

「Z」の続編。前作から一転、明るく、未来志向な雰囲気の作品です。

ハマーン率いるネオ・ジオンに、ジュドー少年とΖΖガンダムが立ち向かう! グリプス戦役終結後の、第1次ネオ・ジオン戦役を描いた「機動戦士ガンダム」シリーズ直系作品。

出典: www.b-ch.com

機動戦士Vガンダム

上記3作より未来の宇宙世紀を描いた作品。90年代最初の富野ガンダムで、地味にエグい展開の連続です。

1986年の機動戦士ガンダムΖΖ以来となる、TVアニメとしては4作目となるガンダムシリーズ。

ZZ以来のTVシリーズとして再び新規層・子供向きを意識して制作されており、時代的にも『F91』から再び一世代近い未来となり、作品内容も過去の宇宙世紀作品の知識がなくてもあまり問題ないようになっている。主人公の年齢が従来より若いことや(13歳)、多数の装備とパーツを持つ主役機ヴィクトリーガンダムは当時流行していたRPGの要素を意識したのものであることからも、そういった意識が伺える。

また、それまでガンダムシリーズを支えていたと言える『SDガンダム』の客層を吸い上げることも意図しており、SD側のキャラモチーフとしてVガンダムをしばらく使用させないなどの処置をとっていたことでも知られる。

が、蓋を開けてみるとギロチンによる処刑シーンがあるなど残酷な描写も多く、さらに後半に向けては、宗教戦争や民族紛争などの問題が色濃く反映されていったため、当初の対象である子供達には受けずに従来通りの一定以上の年齢層が中心客層となった。

作品の結果自体はそれほど悪くなかったものの、大目標であった子供達の獲得を再び狙うべくガンダムシリーズは脱宇宙世紀を決意し、翌年にはあの『Gガンダム』が誕生することになる。

出典: dic.nicovideo.jp

ロボットアニメの歴史を間違いなく塗り替えた、ガンダムシリーズの名作たちでした。知らなくても生きてはいけるけど、知っておけばゲームも100倍楽しくなる作品ばかり。未視聴の方はぜひ。

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