スーパーロボット大戦参戦作品まとめ(その4)
前回に引き続き、ゲッターロボシリーズからスパロボ参戦作品をまとめています。今回はオリジナルビデオ作品から。ゲッターの力を信じて、読みきってください。
真(チェンジ)!ゲッターロボ 世界最後の日
オリジナルビデオ版第1作。漫画ファンには驚きのあのキャラやこんなキャラも出演します。
『ゲッターロボシリーズ』の漫画作品に登場していた「真ゲッターロボ」が登場する初の映像作品。番組タイトルの「真」は「チェンジ」(もしくは「チェンジ!!」)と読むことを表しており、『チェンジ ゲッターロボ せかいさいごのひ』と読む。略して「チェンゲ」とも呼ばれる。
登場人物は従来のキャラクターと同様ながら、続編ではなく新規の作品として制作された。キャラクターのデザインや性格、ゲッターロボの扱いなど、漫画版の影響が色濃く出ており、ゲッターロボシリーズのTVアニメ作品とは一線を画した異色作である。永井豪氏と共に漫画版の執筆者である石川賢氏も原作者としてクレジットされている。
当初は今川泰宏氏が監督を担当すると発表されていたが降板。第3話までは監督のクレジットがなく、第4話からは川越淳氏が監督としてクレジットされる。降板の理由は明かされていない。監督のクレジットが現れる第4話以降作風は大きく変更され、伏線の未回収らしき描写が存在することから、製作現場におけるトラブルが噂されている。一説には、今川氏が第1~3話の時点で1クール分の予算を使い果たしたのが原因とされ、ゲッターのナノマシン式変形シーン等に代表される緻密で迫力ある作画が噂の信憑性を高めている。
だが、そんな事態が起きたにも関らず、ダークヒーロー的な側面を持つ登場人物達や戦闘描写の圧倒的な迫力から、今なお根強い人気を誇る作品でもある。
登場キャラクターの声優は全て変更となった本作だが、第1話冒頭のナレーションはテレビ版で流竜馬役を担当した神谷明氏が担当。
出典: wiki.cre.jp
真ゲッターロボVSネオゲッターロボ
OVA第2作。一言で言えば、「ゲッターロボ號」を「ゲッターロボG」でやったような作品。
漫画版の初代ゲッターロボとゲッターロボ號を元にしたOVA作品。
冒頭部分で漫画版初代ゲッターロボのラストが再現され、その5年後から物語が開始する。
なお、この作品は元々チェンゲ(前作)の続きとして計画されたが、諸々の事情で號のリメイクとなった。
出典: dic.nicovideo.jp
新ゲッターロボ
原作者・石川賢の生前に製作された最後のゲッターアニメ。石川ファンなら思わずうなずく最終回は必見。
今までのシリーズとは打って変わり、非常に石川イズムあふれる作風になっている。そのため、主人公達が暴悪かつ強烈無比で、登場人物達が異形のものへと変貌したり戦闘になると血飛沫が椿三十郎映画の如く飛び散るといったワイルドでバイオレンスな描写が多く見る人を選ぶ作品であるが、一方で石川ファンや、その作風に魅了された人からは好評である。
「真ゲッターロボ 世界最後の日」と違い予備知識がなくとも、ある程度楽しめるような内容になっているが、上記のと通り石川賢作品やゲッターロボサーガを彷彿させる描写や設定が多く、そちらを読んでいると更に楽しめる。
また、主人公である竜馬達ゲッターチームが普段にも増して凶悪人ヅラなのも大きな特徴で、多くのロボットアニメに登場する題材たる「正義」「愛」「勇気」などといった要素など欠片も無いような振る舞いや言動にも、他のOVA作品とはまた違った過激さや魅力が見受けられる。
出典: dic.nicovideo.jp
漫画を読んでいるとよくわかる作品が多いアニメばかりですが、決してそれ以外の人に不親切な作品ではありません。興味のある人は、ぜひ手にとってご覧になってみてください。