「星の王子さま」のすべてを約6分間でまとめてみた

サン=テグジュペリによる名作小説『星の王子さま』。あまりにも有名な作品なので恐らく日本人でも知っている方は多いはずですが、この作品についてきちんと説明しろといわれると、なかなかそれができる人は少ないのではないでしょうか。そんな方のために、この記事で『星の王子さま』のすべてをまとめています。所要時間はだいたい6分間ほどなので、空いた時間にでもちらっと読んでみてください。

▽地理学者との出会い

地理学者に会います。しかし山や川、町のことは何一つ知りません。王子さまがでは調べに行けばよいのでは?と言うと地理学者はそれは自分の仕事ではないと言い張ります。

地理学者に教わった地球に行くことを決め、この星を後にします。

地理学者の勧めで来た地球

▽バラとの出会い

バラに会いました。王子さまはとても悲しい気持ちになったのです。自分の星にはひとつしかないバラがこの星に何千本もあったから。

そして彼は、草むらにつっぷして泣きました。

「僕は、世界にたった1本しかない花を持っていると信じていたのに、実は、どこにでも咲いている、ありふれたバラを1本持っているにすぎなかった。」

手なずけるをを教えてくれた「キツネ」との出会い

「『テナズケル』ってどういう意味なの?」
「『絆をつくる』って意味さ。」
王子さまはバラをてなずけていたことを知る。

「君達は僕のバラとはちっとも似ていないよ。まだ何でもないバラだもん。」何千本とある地球のバラに王子様は言った。

「君のバラがそんなに大事になったのは、君がそのバラのために時間を割いたからだよ。」キツネはそういった。

「僕は僕のバラに責任がある...」王子様はこころで繰り返しました。

僕と星の王子さまがすごしてから何日もした後、飲み水がなくなり井戸を探しに行く

出典: taltal.catfood.jp

「君の思い出話はとても面白いけど、飛行機の修理がまだ終わらないし、飲み水もなくなってきた。僕もできることなら、そろそろ泉のほうに向かって歩いていきたい。」僕が言った。

井戸を探していると王子さまがそっと呟いたのです。
「砂漠が美しいのは...どこかに井戸を隠しているからだ」
「家も、星も、砂漠も、水も。その美しさは目にみえないところにあるんだ」僕は王子さまに続けた。

こんなふうに考えながら歩いている間に夜明けを迎え僕はついに井戸を見つけたのです。

出典: lepetitprince.net

サハラ砂漠の井戸は、膨大な砂地の中に掘ったただの穴だ。私たちの井戸は村にある井戸にそっくりだった。が、まわりに村がないので夢のような気がしていた。

「あなたの星の人は、5千本もの薔薇を、一つ箇所の庭で育てているでしょ?けど、かれらって何を探しているのか分かってないよね」
「そうだね」と、私は答えた。
「だけど、一本の薔薇や、少ない水の中にだって探しているものを見つけることは出来るよ」
「同感だね」

そして、小さな王子さまはこう言った。

「だから、目で見ただけじゃあ、なにも分からないんだ。 心で探さなくちゃ」

「本当に大切なものは目には見えない」

出典: blogimg.goo.ne.jp

次の夜、私が作業から戻ってくると、王子さまはその石塀の上に座って、 脚を下におろしているのが遠くから見えました。

「本当に大事なものは目には見えない。」
「そうだね。」
「お水だって同じこと。君が飲せてくれたお水は、かっしゃとロープのおかげで、おいしかったんだ」
「そうかっ。」
「夜には空の星を見て。僕のところはあまりに小さすぎて教えられないけど、それでいいんだ。だって僕の星はきみにとって、お星さまのうちの一つになるんだもの。お星さまを見上げるのがすきになるね。きみへのプレゼント」そう言って王子さまはそっとほほ笑んだ。

僕と王子さまのお別れ

私が作業をうまくやってできたのを王子さまに知らせにやってきた、まさにそのときだった。

「もう今日星に戻らなきゃいけないんだ.....ずっと、ずっととおくなんだ、ずっとむずかしいんだ」星の王子さまは言った。
僕はなにかとんでもないことが起こっていると思わず感じた。

そして、小さな王子の足の近くにはただ黄色い光だけがあった。王子はじっと動かなかった。悲鳴すら上げなかった。そしてちょうど一本の木が倒れる時のかように、ゆっくりと崩れ落ちていった。砂があるせいか音さえしなかった。

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■映画化、アニメ化もされています!

出典: news.biglobe.ne.jp

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