おすすめの百合小説3つ【ライトノベル編】2
百合小説は好きですか。ライトノベルレーベルから出版されている、おすすめの百合小説紹介記事第2弾です。百合小説&漫画が好きな方に、これから好きになる予定の方に読んでほしい作品を3作紹介します。
うえお久光『紫色のクオリア』(電撃文庫)
百合である以前にSFである小説。
前半は、「自分以外の人間がロボットに見えてしまう」という特殊な体質を持つ少女が登場するラブコメテイストなお話なのですが、後半になると雰囲気ががらりと変わり、別の物語のような姿を現します。学園百合ラブコメかと思ったら、良い意味で裏切られた作品です。
読み応えのある作品をお求めの方におすすめしたいです。
一柳凪『みすてぃっく・あい』(ガガガ文庫)
第1回小学館ライトノベル大賞・期待賞受賞作品。
冬休みの女子寮を舞台にした、どこか幻想的な雰囲気のある小説です。
ちなみにこちらは小学館ライトノベル大賞に応募された作品なのですが、応募時のタイトルは『虚数の庭』というものだったそうで、元のタイトルの方が作風と合っているように感じられます。ライトノベルっぽさがあまり感じられない内容ですが、上質な百合小説であることに違いはありません。
ミステリやSFの要素がある物語が好きな方にもおすすめできます。
入間人間『安達としまむら』(電撃文庫)
「『ゆるゆり』みたいな小説を書いてください」と言われて書いたらしいという噂のある(?)、日常百合小説です。
良い意味でゆるく、まったりとした空気感を楽しめる作品です。ヒロイン同士のやりとりが楽しく、くすりとさせられます。会話パートの秀逸さは、さすが入間人間作品といったところでしょうか。
入間作品ファンの方にも、日常物の百合作品が読みたい方におすすめ。
いかがでしたか?
一作品でも気になるものがありましたら、ぜひ読んでみてくださいね。