さっくり読める!おすすめの短編集【ライトノベル編】
通勤通学時間等、ちょっとした時間に面白い物語が読みたいときにおすすめの短編集を紹介します。短編集のライトノベルは少ないですが、ここで取り上げる3作品はどれも名作ばかりです。
古橋秀之『ある日、爆弾がおちてきて』(電撃文庫)
「時間」がテーマになった物語が、7編収録されています。
どれもSFと日常が絶妙なバランスで混じり合った「スコシ・不思議」なお話です。
文体はライトでとても読みやすいですが、良い意味でライトノベルっぽさの少ない短編集であると思います。普段ライトノベルをあまり読まない方にもおすすめです。
からて『マカロン大好きな女の子がどうにかこうにか千年生き続けるお話。』(MF文庫J)
ファンタジーのようなSFのような、独特の雰囲気を持った物語で構成されている短編集です。
それぞれのお話はゆるやかにさりげなく他のお話とリンクしていて、一つ一つの短編小説を単独で楽しむのはもちろん、全体を通して「一つの物語」として読む事もできます。
ちょっと不思議なタイトルに、ふわふわで可愛らしい表紙の女の子。それらに惹かれて手に取ったとしても、決して後悔しない作品です。
野崎まど『独創短編シリーズ野崎まど劇場』(電撃文庫)
良い意味でヘンテコなショート・ショート集です。
短編小説よりももっと短い「ショート・ショート」と呼ばれる10数ページ程度のとても短い物語が、たくさん詰め込まれています。
内容は、一言では説明できないほどカオスで珍妙です。ですが、ハマる人は絶対にハマる、一度ハマったら抜け出せない! そんな魅力がこのショート・ショート集にはあります。とにかく試しに一つ、読んでみてください。独特のセンスによって構築された野崎まどワールドに、あなたも浸ってみませんか。
いかがでしたか?
隙間時間にもさくっと読めるのが魅力の短編集。ぜひ一度、お試しください!