昭和を彩る女優たち②(1950年代編)
戦後の影が消え、活気を持ち始めた1950年代。この時代を彩った華やかで鮮烈な女優たちを6人紹介します。
北原三枝
中性的な魅力から、「M型男性」と言う言葉を生んだ彼女。特に、「青春怪談」における繊細な少女を恋人のように可愛がるボーイッシュなバレリーナ役が絶品です。
芦川いづみ
先述の「青春怪談」にて起用され、浜木綿子を慕う娘役で好評を受けた女優。純情可憐な容貌が人気を博し、黄金期の日活の代表的な存在でもあります。
浜木綿子
美人でありながらふくよで、ほがらか、落ち着いた物腰の"庶民派おねえさん"として人気を博した彼女。名優・香川照之さんの母でもあることでも知られています。
扇千景
ご存じの通り、現在は国会議員を務めて威厳ある彼女。若かりし頃は愛嬌あふれる可愛らしい女優でした。
叶順子
ミス資生堂に選ばれ、同社勤務の後に女優の道を歩んだ彼女。知的な美貌が印象的です。
中原ひとみ
つぶらな瞳と愛嬌あるルックスから"バンビ"と呼ばれた女優。『純愛物語』で原爆症によって儚い命を散らすスリ少女を演じ、好評を得ます。
野添ひとみ
95年に58歳の若さで甲状腺がんにより亡くなった彼女。爽やかな美貌が人気を博した女優です。
まとめ
戦後の影が薄れつつある時代だったせいでしょうか。奔放でのびのびとした雰囲気、そして"目力の強い"女優が多く感じました。「パワフルにいきたい…!!」そんな時、彼女たちの出演する映画を見てみるのもなかなか良いかもしれませんよ…!!