「戦闘機娘」が日本を守る!「ガーリー・エアフォース」
日本海軍の戦艦をイメージした「艦娘」を育てるブラウザゲーム「艦隊これくしょん」が大人気になったのはつい最近のことで、今も一時ほどの人気はないものの根強いファンがいるようです。この「ガーリー・エアフォース」には「艦娘」ならぬ「戦闘機娘」が登場します。この表紙の子は、世界中で破壊行為を行っている謎の生命体「ザイ」に襲われた主人公を助けてくれるのですが…実はちょっと困ったところもある子なのです。
「戦闘機少女」颯爽と参上!
主人公・鳴谷慧は「ザイ」と呼ばれる正体不明の敵に母を殺され、自分自身も中国から日本に逃げようとしたときに「ザイ」に襲われます。そこに助けに来てくれた赤髪の少女は、戦闘機「グリペン」の自動操縦機だった…これがライトノベル「ガーリー・エアフォース」(作・夏海公司、イラスト・遠坂あさぎ)です。
「私は慧と一緒に飛ぶために生まれてきた」
この表紙の少女が「グリペン」です。バックに描かれているのはスウェーデン製の戦闘機「サーブ39 グリペン」です(もちろんこんなド派手なカラーリングではありませんが)。艦娘ならぬ戦闘機娘ですね。
この「グリペン」、実は性能は高いものの不安定なため、あんまり運用実績がよろしくなくて、廃棄寸前だったのです。飛行機のパイロットだった母から操縦技術を教わっていた主人公は命の恩人・グリペンを助けるために立ち上がるのです。
「ずっと分からなかった。でも今は理解できる。私に足りなかったのは多分、慧。私は慧と一緒に飛ぶために生まれてきた」(1巻283ページより引用)
これが「グリペン」のセリフ。なかなか熱いと思いませんか?
ちなみに、これが本物の「サーブ39 グリペン」です。サーブというとスウェーデンの自動車メーカーのイメージが強いのですが、むしろ軍用・民用の航空機製造が本業です。
他にも「戦闘機娘」が登場!
これ以外にも戦闘機娘は出てきます。天真爛漫というよりも幼児性丸出しのF-15イーグル。冷静沈着で腹黒なF-4EJファントムⅡ。いずれも個性豊かなのですが、主人公を悩ませた出生の秘密を抱えています。それについてはまあ…本編を読んでのお楽しみというのはケチくさいですかね?