日本製セル画アニメの宝物! 世界名作劇場40周年のまとめ(少年編)
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世界名作劇場とほぼ同い年のTAMTAMです。他のまとめ記事を書いている時に偶然日本アニメーションのサイトでアニバーサリー特集を見つけたので、ついでにまとめてみました。まずは男の子が活躍するメジャー作品をどうぞ。
寝ろ! いや、寝ちゃだめだよ!!
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『フランダースの犬』
ベルギーの田舎町で暮らしながら画家を目指す少年・ネロの短い生涯を描いた物語。唯一の保護者だったおじいさんが亡くなり、生活に困窮したネロは飼い犬・パトラッシュと共に教会へたどり着くのですが、疲れてうたた寝している間に愛犬共々天国へ連れ去られてしまいます。
このアニメのエンディングテーマは『どこまでもあるこうね』というタイトルなのですが、歩き疲れてうたた寝しながらあの世へと旅立ったネロを思うとちょっと胸が痛みます。
明日も明後日もママがいない
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『母をたずねて三千里』
イタリアの港町に暮らす少年・マルコが、アルゼンチンに出稼ぎに行ったまま連絡が取れなくなった母親を探しに南米大陸へ向かう物語。9歳で一人旅な上に海外旅行できるだけでもすごいと思うのですが、母親が外国に出稼ぎに行くほど困窮しているのにマルコの渡航費はどこから捻出したのだろうと、子供ながらに人様の懐具合をとても心配しながら観ていた記憶があります。
ならず者と呼ばれて…
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『あらいぐまラスカル』
開拓後間もないアメリカで、心優しい少年・スターリングがうっかり赤ちゃんアライグマ・ラスカルを拾ったせいでえらい目に遭う物語。ラスカルはとにかく大食いで、他所の畑を荒らし回るなど昼夜を問わず全力で迷惑行為におよびスターリングを困らせました。近年、日本の里山などで見かけるペットから野生化したアライグマたちを見ればスターリングの苦労がよく分かります。
昭和のアニメは貧しい家庭のお子さんが主人公というパターンが多いので、ワーキングプアのTAMTAM的にとても親近感が湧きます。次回は(少女編)をまとめます。お楽しみに。