A-BOUT!(朝桐大活躍編・SURF)のネタバレ解説・考察まとめ

『A-BOUT!(朝桐大活躍編・SURF)』とは、市川マサが『週刊少年マガジン』で連載していた漫画である。『A-BOUT!』と『A-BOUT!!~朝桐大活躍編~』では、主人公・朝桐真之輔が仲間と共に繰り広げる校内の派閥争いや他校との抗争を描いている。主人公の約10年後を描いた『A-BOUT!!SURF』が、2021年より『イブニング』にて連載。29歳となった朝桐がひょんなことから『民宿おだまき』で働くことになり、それをきっかけにサーフィンの魅力に憑りつかれていく様子が描かれている。

『A-BOUT!』の序盤、朝桐たちと砂原軍団の戦いでのワンシーン。突如、樋口派の長である樋口が1年生の教室に乱入してきて、柾木と砂原にサシで戦うよう指示したところに朝桐が割って入る。しかし邪魔者を排除しようとした樋口の右ハイキックによって、朝桐は気絶してしまう。樋口の圧倒的な強さを認めつつも、あくまで最強を目指す朝桐は、これを機に樋口を倒すことを心に決めるのだった。

樋口VS童門

『A-BOUT!』の終盤、派閥の命運を賭けて激しい戦いを繰り広げる樋口と童門。己の意地とプライド、派閥のためにも両者とも負けるわけにはいかない。常人が相手であれば一発で倒れるであろう二人のパンチとキックの応酬に、朝桐を始めとする周囲は驚き、両者の圧倒的な強さを再認識するのだった。最終的には樋口が勝利して、最強の座を勝ち取った。

朝桐とモモが対峙するシーン

『A-BOUT!! 〜朝桐大活躍編〜』の中盤、光嶺と光嶺討伐隊の5番勝負の実施が決まった時に対峙をする朝桐とモモ。実質光嶺最強となった朝桐と、近隣のヤンキー校を束ねた光嶺討伐隊のトップで、弟のマネーから喧嘩の天才と言わしめるモモ。二人の対峙は、周囲が息を呑むほど緊迫した空気に包まれていた。しかし二人が勝負を始めようとした瞬間に、マネーと瀬下が割って入り戦いは先に持ち越された。もし邪魔が入らなければ、朝桐とモモがどんな戦いを繰り広げたのか、想像力をかき立てられるシーンである。

『A-BOUT!(朝桐大活躍編・SURF)』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

不死身の朝桐

『A-BOUT!』の序盤で繰り広げられた砂原軍団との抗争の中で朝桐は砂原の手下が運転する車に轢かれて、一時戦線を離脱することとなった。常人であれば大怪我もしくは死に至るほどの衝突だったが、朝桐はそこから驚異の復活を遂げて、敵の頭である砂原を倒す。作中で朝桐は多くの強者と戦い、数えきれないほど攻撃をされてきた。強者が集まる光嶺の人間が朝桐に対して、あれだけ殴られ、蹴られたら死んでもおかしくないと言っている。だが朝桐は死ぬどころか、どんなに不利な状況に置かれても最終的には敵を倒すのだ。もはや不死身といっても過言ではない。

校内に自分の墓を作った朝桐

マネーとの舎弟をかけた戦いの中で、朝桐は背中に偽物の時限爆弾をしかけられる。朝桐はそれを本物と信じて、死ぬ前提で仲間と校内に自分の墓を掘った。

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