同人誌即売会で客足が遠のいてしまうディスプレイの例を紹介!コツを知って売り上げアップ!

本記事では「同人誌即売会で本が売れない」という人にぜひチェックしてもらいたい、「客足が遠のくディスプレイの例」についてまとめて紹介している。記事中ではディスプレイのNGポイントとして「敷布を敷かない」「ポップやプライスカードが手描き」「机の上にものが無さすぎる」などの例を多数掲載した。ぜひ最後まで記事をチェックして、売り上げの改善に役立ててほしい。

同人誌の内容はもちろんですが、机の上に置く量・位置・種類でもうまく調節しないと、スルー対象になってしまいます。

領布物がない、極端に少ない

机の上にあまりものが置かれていない状態だと、「売る気がない」と買い手に思われてしまいます。

できるだけ頒布物(特に新刊)を持ってきましょう。

頒布物が多すぎる

逆に、頒布物がおおすぎるのも引かれます。
既刊が十数冊あり、しかもすべて陳列など。

既刊を捌きたい気持ちはわかりますが、本当に売りたい新刊が埋もれては意味がありません。

無料配布物しかない

おまけやノベルティではなく、「無料で配布する本」のこと。
0円=価値がない、ありがたみがない、ととらえられます。

同人誌は「高すぎるとためらう」事はあっても、「安いから買う」事はありません。
http://togetter.com/li/369085

出典: p.twipple.jp

コピー本しかない

どんな本をどんな風に売るかはサークルさんの自由ですが、「たくさん売りたい」というのが目的であればオフセット、またはオンデマンドがいいと思います。

※ここでのコピー本とは、「鉛筆勢いでかいちゃった」系の本です。
コピー本でも素晴らしい装丁の本とは別の話です。

ずばりコピー本はアウトです。
コピー本は内容が相当良くないと欲しくなりません。

出典: ch.nicovideo.jp

「とりあえず刷りました」という本は、手に取るのもはばかられます。

出典: ch.nicovideo.jp

「とりあえず刷りました」というカンジは本から漏れ出て漂っていますし、参加者はわかります。
「ないようがないよう」でも、体裁だけ、装丁だけはちゃんとしてるっぽくしておきましょう。

陳列

美しい陳列でも、売れなければダメな陳列

出典: komish.com

整然と並んだ見た目に美しい陳列でも、売れなければダメな陳列なのです。

出典: omise.seikyou.jp

段差がない

本を平積みするときすべての本を同じ高さにすると、どれが新刊でどれが既刊かわかりづらいです。

同じ絵柄(作者)、同じような構図の表紙ならなおさらです。

出典: www.tamagosha.com

「新刊」がわからない

サークルにとって、主力商品(売れ筋)は新刊です。

その新刊が端に置いてあったり、明記されてない場合、買い手は混乱してしまいます。

新刊はスペースの真ん中に、わかりやすくアピールしましょう。

ダメな行動

遅刻する

イベントとジャンルにもよりますが、
同人誌が最も売れる時間は「午前中」と言われています。

一般入場時にスペースに誰もいなかったら「不参加なのかな?」と思われてしまい、わざわざ午後に回ってくるという初見さんはあまりいないです。

出典: seiga.nicovideo.jp

スマホ・ゲームをいじっている

携帯やゲーム機で遊んでいると、買い手は声がかけづらいということが多いようです。

本を読む、相方と軽い会話をしているくらいだと声をかけやすいみたいです。

※このまとめは、あくまで「売れないディスプレイの一例」です。

個人的意見、主観が多分に含みます。
見たり聞いたりした「あまり売れていないサークルの特徴」をまとめたものです。

「これをしたから絶対に売れない」とか「これをしないから必ず売れる」わけでありません。
また、「してはいけないこと」でもありません。

実際、大手などはディスプレイに凝らなくてもイラストの上手さだけで集客できるサークルもあります。当然同人誌(イラスト、内容)がよければ売れるし、悪ければそれなりです。

ただ、少しでも売り上げになるような情報につながればいいと思ってまとめてみました。

ちなみに…

出典: decosta.jp

これだけ「売れないディスプレイ要素」をまとめといて いいわけしますが、

■既刊多めのサークルは、本で隠れてしまいます
■手書き値札でも、イラストがあれば目を引きます(ラミネートすればさらにOK)
■自分は鉛筆殴り書きの突発本はよく買います(勢いとテンションがある本が好き)
■たまに自分も遅刻します(ごめんなさい)
■スペース内でゲームしてます(ごめんなさい)

逆に、やっぱり売り上げに響くものは

■スケブ(特に首都圏イベント。弱小サークルのイメージ)
■値札・POPなし
■頒布物・配布物が少なすぎる/多すぎる
■段差がなく、新刊がわからない陳列

この4項目は確実に改善したほうがいい内容だと思います。

まとめ

ニーズに合ったディスプレイを

「売れてなさそう」「買いにくい」サークルは、ほとんどディスプレイによるアピールが苦手なところだと思います。

ジャンルやカップリングのニーズに合わせたアピールをするだけで、注目度は変わってくるはずです。

同人誌を見てもらうにはどうすればいいか?

まずは「手に取ってもらう」。

雑然としすぎていても、商品がいっぱいありすぎても、逆にきれいに陳列しすぎても手に取ってもらいづらいのがディスプレイの難しいところ。

ジャンルやイベント、男性向け/女性向けによってもパターンがちがうので一概にはいえませんが、
丁寧に心を込めて飾ったディスプレイはそれだけで目を引くものです。

同人誌だけでなく、ディスプレイにもぜひ目を向けてくださいね。

mondday
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@mondday

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