純朴な愛をささげた騎士、『シラノ・ド・ベルジュラック』
大きな鼻と抜群の剣の腕、そして誠実な愛に身をささげた男、『シラノ・ド・ベルジュラック』。フランスで一番人気を誇った主人公としても知られています。
あらすじ・ストーリー
彼らの想いを優先し恋のキューピッドに甘んじるシラノ。そしてシラノは口下手なクリスチャンに代わって情熱的なラブ・レターを差し出す。これが功を奏してクリスチャンとロクサ―ヌは結婚する。
15年後、ロクサ―ヌは修道院へこもり、シラノは毎週土曜に彼女のもとで世間話をする日々を過ごしていた。そんな時に彼は15年前のクリスチャンのラブレターを朗読。その時彼女はふと、クリスチャンからのラブレターがシラノ作であることに気づく。
すがりつくロクサ―ヌの袖を振り払い、「俺が持っていく無傷のモノはこの鼻だけさ」と囁く。そして最後に"打てば響く毒舌の人、恋にもはやり、わが身を捨てし…"と墓碑銘をのこして息を引き取るのだった…
実在した剣士、シラノ
主人公シラノは実在した人物。けれども彼は初恋を胸に秘める純朴な騎士ではなく、放蕩無頼の浪費家だったそう。
日本でも歌舞伎に…?!
舞台は、幕末の京都。武士の白野弁十郎は朱雀隊の隊士で、いとこの千種に恋心を抱き続けていた。ところが、若い隊士の来栖から千種への思いを打ち明けられ、彼の代理で恋の歌を詠むことになる。2人は戦場に赴き、白野は恋の便りを送り続けたが、来栖は戦死。10数年後、白野は落ちぶれて、仏に仕える千種と再会する…。
出典: ja.wikipedia.org
武士道と騎士道、通じるモノがあるのかもしれませんね…
まとめ
一人の女性をそっと陰ながら支え続けた男性の淡い恋物語。シラノの純朴さに胸打つ、大人の女性は結構多いのではないかと思いました。