1999年から2010年までNHKで深夜に放送されていたお笑い番組です。ゼロ年代に活動していた若手芸人にとって、登竜門的な存在と言えるでしょう。
毎回10組の芸人がネタを披露しますが、年齢層の広い審査員の審査によって、その中で本当に面白かった5組(つまり半数)のみしか放送されません。「オフエア」となってしまった残りの5組は、ネタを披露することなく番組終了となってしまいます。まさに「オンエア」をかけたバトルなのです!
そんな中でも、満点(審査員全員が面白いと判断した場合)の575点にほど近い、500点以上の点数・通称「オーバー500」を何度もたたき出した芸人さんたちをご紹介!
強烈な女装姿でのコントが話題となったテンダラー。「すいません、あっ、すいますいません」と言い直すまったく謝っていない鉄板ネタは汎用性◎!
「ブサイク芸人」の代名詞にさえなりそうな特徴的な顔立ちの今野さんと、対照的……だけどどこか暗いオーラをまとった高橋さん。今野さんが幼稚園児に扮するコントでは、まったく子どもらしさのない今野さんに対する、容赦のないツッコミが笑いを誘いました。
オンバトを代表する女ピン芸人のひとり。まくしたてるような言葉遣いと、同じオンエアバトル芸人やその他の話題の人をどんどんネタ内に盛り込んでいじっていく毒っ気のある芸風が特徴。荒っぽいけれど心地よい言葉のリズムが愛される秘訣かも?
同じくピン芸人ですが、田上さんとは対照に淡々とした漫談を繰り広げます。時事ネタや話題のネタもどんどん取り入れ、老若男女に愛されています。ネタ終了時の「発車の時刻です」という決め台詞も特徴!
黒髪おかっぱの岩見さんによる、まったりと心地よいボケに藤井さんのするどいツッコミが光る掛け合い漫才が特徴!
気の弱そうな岩見さんが時折見せる、言いなれていない「ウゼェ」などの言葉遣いが笑いを誘い、「癒し系(!?)」の称号も…?
短すぎるネクタイや可愛い衣装を身に着けることもありながら、基本はカッチリとしたスーツに正統派漫才、というスタイルのルート33.
テンポのいい漫才は広い年齢層を虜にし、オーバー500を何度も獲得しました。