活字離れの現代人へ一石を投じることができるか!?又吉の芥川賞受賞作品
お笑いタレントの又吉直樹さんが芥川賞を受賞したニュースは、世間でも相当な話題になっていると思います。芸人仲間たちから一目おかれる又吉さんの今回の快挙ですが、もしかしたら活字離れの現代人へ一石を投じることができるかもしれませんね…この度の芥川賞受賞作品「火花」をはじめ、彼の文芸作品をいくつかご紹介させて頂きましょう。
活字が苦手な人でも読み進められる文学作品「火花」
売れっ子お笑い芸人の又吉さんが芥川賞をとった「火花」ですが、内容的に純文学のレベルを満たしているかどうかについては、肯定派と否定派に二分されるかもしれません。ただひとつ言えることは、今までアニメ好きで活字文学には全く縁がなかった若者世代にも、「一度読んでみようかしら?」というような関心を抱かせるだけの影響力は持っていそうですね。日常的に読書習慣のない方でもスムーズに読み進められそうなストーリー展開となっております。主人公の先輩芸人役で登場するKさんのキャラクターが、なかなかおもしろい仕上りになっているのも見逃せないところでしょう。芥川賞受賞作家、又吉ワールドを是非ご堪能下さい。
「東京百景」を読んだら自宅に居ながらにして東京巡りを終えた満足感!
「東京百景」もまた「火花」と同様に又吉ワールドを楽しめる代表作品のひとつになっているようです。こちらの構成は東京の百箇所のスポットと、それぞれに関連する作者の言葉が述べられているという展開になっていますね。自宅に居ながらにして又吉さんと一緒に東京巡りを終えた気分が得られるかもしれません。
タイトルからすでにおもしろい「第2図書係補佐」
タイトルから食いついてしまいそうな「第2図書係補佐」という作品ですが、こちらはカフカなどを含む47の純文学作品を又吉さん独自の視点で紹介する構成となっています。それぞれの始まりの箇所において、本を出している出版社や本の表紙画像、また金額まで表示されているのが、又吉さんならではの配慮でしょうか?これほどまでに多くの文学書を読破されている又吉さんにあらためて脱帽しそうになりますね!
よく見るとイケメンかもしれない…又吉さんの文芸作品が与える影響は?
そもそも男性がイケメンかどうかという判断基準は、女性の好みによって左右される面も大きいと思います。ちなみにこちらの画像の又吉さんは、かなりイケてる方かもしれません。又吉さんが好きなタイプかどうかは別としても、活字離れの傾向にある現代人へ与えてくれる彼の影響力は、少なからず期待できるものがあるのではないでしょうか?