ウィニー・ハーロウ(Winnie Harlow)とは、カナダ出身のファッションモデル、女優、活動家である。人口の1%未満に発症する慢性皮膚疾患「尋常性白斑」を4歳で発症する。それによりいじめられ、一時は自殺を考えるほど追い詰められた。しかし多くの苦難を乗り越え、生まれ持った体を愛し、個性を生かしたモデル活動を展開。「世界で最も美しいまだら肌のモデル」と称されるまでになり、多様性やボディ・ポジティビティを象徴するトップモデルとして第一線で活躍している。
ウィニー・ハーロウ(Winnie Harlow)の概要
ウィニー・ハーロウ(Winnie Harlow、本名:シャンテル・ホイットニー・ブラウン=ヤング / Chantelle Whitney Brown-Young)とは、カナダ出身のファッションモデル、女優、アクティビスト(活動家)である。1994年7月27日生まれ。カナダのオンタリオ州ミシサガ出身。
人口の1%未満に発症すると言われる慢性的な皮膚疾患「尋常性白斑(じんじょうせいはくはん)」を抱えながら世界の第一線で活躍するトップモデルであり、「世界で最も美しいまだら肌のモデル」と称される。ファッション業界における従来の美の規範を解体し、多様性(ダイバーシティ)やボディ・ポジティビティを象徴する人物として知られる。
ウィニー・ハーロウ(Winnie Harlow)の活動経歴
生い立ちと病の克服
ウィニー・ハーロウはカナダのトロント大都市圏にて、アフリカ系(ジャマイカ系)の両親のもとに生まれる。4歳の頃、皮膚の一部から色素が抜けて白い斑点が現れる自己免疫疾患「尋常性白斑」と診断された。
黒い肌の上に白斑が目立ちやすい容姿であったことから、幼少期は「シマウマ」や「牛」といった心ない言葉を浴びせられるなど壮絶ないじめを経験し、一時は自殺を考えるほど追い詰められた。しかし、過酷な経験を経て「自分自身をそのまま受け入れ、愛する術」を身につけ、幼い頃からの夢であったモデルの道を目指すようになった。
『アメリカズ・ネクスト・トップモデル』での注目
2014年、Instagramに投稿していた写真がアメリカのオーディション型リアリティ番組『アメリカズ・ネクスト・トップモデル』の司会者タイラ・バンクス(Tyra Banks)の目に留まり、同番組の第21シーズンに唯一のカナダ人出場者としてスカウトされた。
本名のシャンテル・ヤング(Chantelle Young)として出場すると、自身の病気を正面から受け止めた姿勢と唯一無二の「まだら肌」という個性が大きな反響を呼び、一躍注目の的となった。一度は脱落したものの、高い視聴者投票スコアにより「カムバックシリーズ」から復帰を果たし、最終的に総合9位の成績を収める。自身の病気と正面から向き合い、個性として活かした彼女は、幼い頃からの夢であったモデルという道への切符を手にすることができたのだ。
国際的なトップモデルへの飛躍
出典: donna.fanpage.it
出典: www.eonline.com
番組出演後、本格的なモデル活動を開始。スペインのファッションブランド「デシグアル(Desigual)」の公式ブランド代表に抜擢されたほか、イタリアの「ディーゼル(Diesel)」のキャンペーンモデルに起用され、モデルの水原希子らと共に広告に登場して日本でも大きな話題を呼んだ。
2014年9月のロンドン・ファッション・ウィークでは、ファッションブランド「ASHISH(アシシュ)」の2015年春夏コレクションでランウェイに登壇し、フィナーレを飾った。その後もフェンディ、マーク・ジェイコブス、トミー・ヒルフィガー、スワロフスキー、ナイキ、プーマ、MACなどの世界的ブランドの広告に多数起用された。
さらに、『Vogue』『Harper's BAZAAR』『Glamour』『Cosmopolitan』『Elle』などの一流誌の表紙や特集を飾り、2018年には白斑を持つモデルとして史上初めて「ヴィクトリアズ・シークレット(Victoria's Secret)」のファッションショーへの出演を果たした。同年、BBCによる「100人の女性(100 Women)」にも選出されている。
白斑症に関する啓発活動とアクティビズム
モデル活動の傍ら、自身の体験をもとに白斑症についての正しい理解を広める活動にも注力している。2011年にはYouTubeに「白斑:皮膚疾患であって、人生を変えるものではない」と題した動画を投稿し、2014年11月には「TEDxTalks」に登壇して美の標準や自己受容について講演を行った。これらの啓発活動が評価され、2015年にはポルトガル版『GQ Men of the Year』にて「ロールモデル賞」を受賞した。
また、SNSを通じて「夢を諦めないで」という強いメッセージを発信し続け、世界中の女性や同じ病を抱える人々を勇気づける活動を行っている。
ウィニー・ハーロウ(Winnie Harlow)のプロフィール・人物像
出典: hellogiggles.com
本名:シャンテル・ホイットニー・ブラウン=ヤング
別名義:シャンテル・ウィニー
生年月日:1994年7月27日
出身:カナダのオンタリオ州ミシサガ
身長:5フィート9インチ(約175センチメートル)
所属事務所:CAA(ロサンゼルス)、ウーマン・マネジメント(ミラノ)、ザ・スクワッド(ロンドン)
モデルや女優、白斑症についての広報担当者として多角的に活動しており、2014年のデビュー以来、第一線でキャリアを重ねている。
アフリカ系特有の黒い肌と、尋常性白斑による白い斑点が美しく広がる独特の容姿を持ち、白い肌と黒い肌の両方を併せ持つ彼女にしかできない着こなしで、唯一無二の存在感を放っている。自身の症状については「私は白斑の患者ではなく、たまたま白斑を持っているモデル」と位置づけており、病気だけに定義されない個人のアイデンティティと個性を一貫して重視している。
その真摯な姿勢と功績は高く評価されており、2015年にはガラ・スパ・アワードにてビューティーアイドル賞を受賞したほか、ポルトガル版GQ誌の年間最優秀男性賞イベントでロールモデル賞を獲得した。さらに2016年と2017年にはティーン・チョイス・アワードの選択モデル部門に連続でノミネートされ、2017年にはグラマー・アワードの編集者賞およびショーティー賞のファッション部門を受賞している。
ウィニー・ハーロウ(Winnie Harlow)の名言・発言
「人それぞれにバックグラウンドがあり、色々な歴史があるけれど、それが私の場合は肌にあって、皆の目に見えるっていうだけなんです。それに、肌が白い人がいて、肌の黒い人もいる。私はその両方を持っているんですね」
Chantelle's Plea Video for #ANTM #Cycle21
ウィニー・ハーロウは、自身を一躍有名にしたオーディション番組『America's Next Top Model Cycle 21』のPR動画(Plea Video)において、自身の尋常性白斑について「人それぞれにバックグラウンドがあり、色々な歴史があるけれど、それが私の場合は肌にあって、皆の目に見えるっていうだけなんです。それに、肌が白い人がいて、肌の黒い人もいる。私はその両方を持っているんですね」と語っている。
この発言は、皮膚の疾患を「隠すべき欠点」や「特別な障害」として捉えるのではなく、自らのアイデンティティや歩んできた歴史そのものとして前向きに提示したものである。白と黒の斑点を持つ自らの身体を肯定的に表現したこの言葉は、従来の美の基準に一石を投じ、彼女が多様性やボディ・ポジティビティを象徴するアイコンへと成長する原点となった。
“We have nothing different about ourselves. It’s just skin.“
-Winnie Harlow-
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目次 - Contents
- ウィニー・ハーロウ(Winnie Harlow)の概要
- ウィニー・ハーロウ(Winnie Harlow)の活動経歴
- 生い立ちと病の克服
- 『アメリカズ・ネクスト・トップモデル』での注目
- 国際的なトップモデルへの飛躍
- 白斑症に関する啓発活動とアクティビズム
- ウィニー・ハーロウ(Winnie Harlow)のプロフィール・人物像
- ウィニー・ハーロウ(Winnie Harlow)の名言・発言
- 「人それぞれにバックグラウンドがあり、色々な歴史があるけれど、それが私の場合は肌にあって、皆の目に見えるっていうだけなんです。それに、肌が白い人がいて、肌の黒い人もいる。私はその両方を持っているんですね」
- 「もし、自分の子ども時代に行くことができたら『大丈夫、これからいいことがあるから』と声をかけてあげる」
- ウィニー・ハーロウ(Winnie Harlow)の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- マイケル・ジャクソンもウィニー・ハーロウと同じ尋常性白斑
- 2018年F1カナダグランプリにおけるチェッカーフラッグ誤振トラブル
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