若貴兄弟の深すぎる確執…「弟は頭がおかしくなった」と花田虎上が衝撃発言

現役時代は兄弟で横綱になり大相撲を盛り上げた貴乃花と若乃花

理想の家族ともてはやされた二子山ファミリーの花田家。日本一と言われた2人の若き兄弟横、綱貴乃花と若乃花は「若貴」の愛称で親しまれ、「理想の兄弟」ともてはやされブームとなった。平成の源頼朝、義経とも称され、平成3年頃に若花田（後の横綱若乃花）、貴花田（後の横綱貴乃花）の兄弟関取が幕内上位で活躍し始めてから平成12年に横綱若乃花が引退するまで、大相撲界は若貴フィーバーに包まれた。

引退後はそれぞれ別の道に進んだ2人

貴乃花は親方に

平成15年（2003年）初場所9日目、平成の大横綱・貴乃花光司が現役を引退。その後は、父親の代から引き継いだ二子山部屋改め貴乃花部屋の親方になった。貴乃花親方として後進の指導に当たりながら、相撲界の人気を取り戻そうとさまざまな試みを行う。

若乃花はタレントに転身・花田虎上として活動

2000年3月16日の春場所5日目に、黒星を喫した三代目若乃花が29才で引退した。当初は年寄藤島を襲名し、後進の育成に専念する旨を発言をしていたが、引退相撲を終えて間もない2000年12月18日に突如日本相撲協会を退職し、その後はタレントに転身した。
マルチタレントとしてバラエティ番組を中心に出演するも、2007年には妻であった花田美恵子と協議離婚。2011年4月9日より、風水建築デザイナー直居由美里のアドバイスで芸名を「花田虎上」（はなだまさる）に改名した。

若貴兄弟には常に確執が伝えられていた

確執の表面化

若貴は2歳違いの兄弟なので、幼いころから常に比較され続け、注目され続けてきた。確執が初めて表面化したのは98年秋場所直前に起きた「洗脳騒動」から。若乃花を拒絶する態度へ一変した貴乃花に対し、二子山親方が「（貴乃花が懇意になった整体師から）洗脳されている」と告白し騒動になったのだ。
2005年5月30日、父である双子山が亡くなると、どちらが喪主を務めるかを巡り激しく対立。会見を兄弟別々に行い、遺骨の管理でも対立。年寄名跡証書の所有権など遺産相続で対立は決定的となった。
世間でよく言われているのは、両者の相撲道に対する意見の違い、あるいは故二子山親方の位牌や墓の所有や管理をめぐる確執、そして遺産相続争いがけんかの原因であるというもの。

花田虎上（若乃花）が弟・貴乃花親方について「頭がおかしくなった」などと辛辣な発言

大相撲元横綱若乃花のタレント、花田虎上が2014年11月20日放送のフジテレビ系『バイキング』に出演。弟である貴乃花親方との確執ついて、「仲直りはもう期待していない、もうお会いしない」などと語った。
占い師のゲッターズ飯田が仲直りの可能性について「お互いが謝られたら許すと思っている」と占うと「俺がなんで謝んなきゃいけないんだ、あんな奴に」と本音を吐露する場面も。
2014年1月7日、テレビ朝日の『徹子＆羽鳥が初タッグ あの真相全て聞きます』でも、現役時代から弟とは仲が悪く、現在は連絡先すら知らないことを明かした。また、ある番組で貴乃花親方との“復縁”の可能性について聞かれた虎上は「100％ない。だって、弟は頭がおかしくなっちゃったから。親父の葬儀以来、会ってない」と言い放ったのだとか。

貴乃花親方は確執は認めるも兄については多くは語らず

「入門当時から確執が表面化した」と話している貴乃花親方だが、現役時代からあまり多くを語らない印象がある。
若貴ブームの時も洗脳騒動の時も、家族の不仲が噂された時も、メディアの前にあまり出ようとはしなかった。一時期、マスコミ人を一様に無視する態度から相撲記者やカメラマンとの間で深刻な対立を招いたこともあった。

母の藤田紀子さんは兄弟の仲を心配

元横綱若乃花、貴乃花の母親でタレントの藤田紀子は、貴乃花親方とは二子山親方が亡くなる前から断絶している。長男・花田虎上氏と次男・貴乃花親方については「いい関係が生まれることを親としていつも願ってます」と母の思いを明かした。次男、貴乃花親方と和解が遠いことをうかがわせたが、「親は息子がいくつになってもいつも心配」と気にかけていた。

深すぎる兄弟の確執…修復はもうないのか？