TOKYO No.1 SOUL SET(東京ナンバーワンソウルセット)の徹底解説まとめ

TOKYO No.1 SOUL SET(トーキョーナンバーワンソウルセット)とは、1990年代初頭に結成された日本のヒップホップバンド。川辺ヒロシ(DJ)、BIKKE(Vo)、渡辺俊美(Gt)の3人で構成される。1994年にメジャーデビュー。ブラックミュージックを基調に、ロック要素とBIKKEによるポエトリー・リーディング調の独特なラップを融合させた唯一無二のサウンドが特徴で、1990年代の「渋谷系」シーンで異彩を放った。各メンバーはソロや別ユニットでも精力的に活動している。

TOKYO No.1 SOUL SET(東京ナンバーワンソウルセット)の概要

TOKYO No.1 SOUL SET(トーキョーナンバーワンソウルセット)とは、1990年代初頭に結成された日本のヒップホップバンドである。メンバーは川辺ヒロシ(DJ)、BIKKE(Vo)、渡辺俊美(Gt)の3人で構成される。インディーズのナツメグ・レーベルでの活動を経て、1994年に江戸屋レコード(BMG)よりメジャーデビューを果たした。ヒップホップコミュニティ「リトル・バード・ネイション」にも参加している。

サウンド面では、ヒップホップやジャズをはじめとするブラックミュージックをベースにしつつ、渡辺のギターワークを取り入れたロック色の強い楽曲まで幅広い音楽性を提示する。最大の特色として、フロントマンであるBIKKEによる朗読のように詩を語りかける独自のポエトリー・リーディング調ラップが挙げられ、楽曲に強い文学的エッセンスをもたらしている。

特定の音楽ジャンルに収まらない独特のスタイルと独自のビジュアルセンスから、1990年代の「渋谷系」ムーブメントを象徴するアーティストの一組として認知された。当時の渋谷系シーンの中でも洗練されたトラックメイキングやジャケットデザインで注目を集め、他に類を見ない唯一無二の存在感を確立している。

また、各メンバーはソロや別ユニットでも精力的に活動しており、川辺ヒロシは電気グルーヴの石野卓球とのユニット「InK」、BIKKEは「Nathalie Wise」、渡辺俊美は「THE ZOOT16」などのプロジェクトを手掛けている。

TOKYO No.1 SOUL SET(東京ナンバーワンソウルセット)の活動経歴

結成とインディーズ時代

1980年代後半、竹下通りやアパレル店、スーパー等でそれぞれ働いていたBIKKE、川辺ヒロシ、渡辺俊美が出会い、1990年にMCドラゴンを加えた4人編成で結成された。
1992年にMCドラゴンが脱退し、以降は3人体制となる。インディーズのナツメグ・レーベルより作品を発表し、1993年リリースの『PURE LIKE AN ANGEL』が1万枚のセールスを記録して注目を集めた。

メジャーデビューと「渋谷系」での躍進

1994年、Charが設立した江戸屋レコードよりメジャーデビュー。1stアルバム『TRIPLE BARREL』やシングル『黄昏'95 〜太陽の季節』などの話題作を立て続けにリリースし、ブラックミュージックと文学的なポエトリー・リーディング調ラップを融合させた独自のスタイルで「渋谷系」ムーブメントの異彩としてポジションを確立した。
1998年にはSPEEDSTAR RECORDSに移籍し、シングル『夜明け前』がスマッシュヒットを記録。3rdアルバム『9 9/9』はオリコン最高19位を獲得した。

個々のソロ活動やコラボレーション

2000年に一度活動休止に入り、メンバーはそれぞれのプロジェクトを開始。BIKKEは「Nathalie Wise」、川辺は「GALARUDE」や石野卓球とのユニット「InK」、渡辺は「THE ZOOT16」を結成し、ソロや別ユニットでのキャリアを並行して深めていった。
2002年の「RISING SUN ROCK FESTIVAL」出演を経て、2005年のアルバム『OUTSET』リリースにより本格的に活動を再開。2009年には「TOKYO No.1 SOUL SET + HALCALI」名義で小沢健二とスチャダラパーの楽曲『今夜はブギー・バック』をカバーし、オリコン最高10位を記録する大ヒットとなった。以降も原田郁子、真木よう子、中納良恵ら多様なアーティストとのコラボレーション作品を精力的に発表した。

結成30周年

2020年に結成30年を迎え、渋谷CLUB QUATTROにて記念ライブ「1990-2020」を開催。翌2021年には約8年ぶりとなるフルアルバム『SOUND aLIVE』をリリースした。
結成以降、各メンバーのソロ活動と並行しながら息の長い活動を続けている。

TOKYO No.1 SOUL SET(東京ナンバーワンソウルセット)のメンバー

現メンバー

川辺ヒロシ(かわなべ ヒロシ)

トラックメイキングおよびDJを担当。鹿児島県出身。電気グルーヴの石野卓球と組んだ「InK」をはじめ、複数の音楽プロジェクトでも精力的に活動している。
配偶者はタレントの加藤紀子。

BIKKE(ビッケ)

ヴォーカルと作詞を担当。埼玉県出身。ポエトリー・リーディング調の独特なラップスタイルを特徴とする。バンド活動のほか「Nathalie Wise」のメンバーとしても活動。『Let's天才てれびくん』では「だんきち」役の声優を務めた。好物はあんぱん。

渡辺俊美(わたなべ としみ)

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