太宰治が愛した女性たち
ニヒルで寂しがりや、溢れるほどの才をもて余して死に向き合い続けた文豪・太宰治。終生女性にモテていたことでも知られる彼ですが、ここではとりわけ印象的な4人の女性について紹介します。
初めての心中相手・田部シメ子
〈二人で川に身を投げ、苦しくなりとっさに声をあげたシメ子。それはどうやら太宰で無い他の男の名前を呼ぶ声だった…〉と言う逸話があります。もし本当なら、彼の作品で寝取られが多いのも納得ですね…
気丈な本妻・津島美知子
もともと教師を務めていて、知性的な女性であった美知子。情緒不安定な太宰と離婚せずに添い遂げ続けたしっかり者の妻でもあります。
ロマンチストな愛人、太田静子
太宰の一ファンから始まった女性。自身の日記を太宰に提供する傍ら、彼と恋に落ち、一女をもうけました。しかし既婚者の太宰は『斜陽』の執筆後は冷たかった模様。また自身がモデルを務めた『斜陽』の印税を一部受け取ったせいで太宰の実家に責められたりと、なかなか苦労しがちだったようです。
最後の愛人・山崎富栄
「死ぬ気で恋愛してみないか」と太宰に持ちかけられてのったと言う彼女。10歳年上の彼を本気で愛していて、上述の太田静子に「覚悟が足りてるから私は太宰と一緒に死ぬ」という内容の手紙を送ったとか…
まとめ
ここで振り返ってみて、なかなか姉御肌気質の女性が多く思われました。彼が11人兄弟で9人上に兄姉がいたのと関係あるかもしれませんね…