ゼロから始めるプラモデル講座!必要な準備と初期費用を紹介!

戦闘機、戦艦、城や自動車など様々な分野に及ぶプラモデル。その製作にあたって、初心者に必要なものや技術などを順を追って紹介していきます。並行して初期費用の計算もしていきます。今回は一例として戦闘機のプラモデルを取り上げました。戦艦・自動車のプラモデルを始める方も参考にしてください。
④プラモデル用塗料~初心者は缶スプレーを~
塗装方法にはエアブラシ・缶スプレー・筆塗りの3種類があります。
どの塗装方法を選ぶかで必要な準備も変わってきます。
(玄人はエアブラシ+筆塗りの組み合わせらしい)
それぞれの特徴
・エアブラシ:初期費用が高い(ex.3万円)が、手軽に綺麗な塗装でき、かつ細かい表現ができる。
・缶スプレー:エアブラシほど表現能力はないが、低コストでエアブラシの真似ができる。
・筆塗り:一番低コストだが、塗装技術が必要とされる。
★これらを踏まえて、初心者はスプレーを選択するといいでしょう。
エアブラシ・筆塗りで使用する塗料
300~400円
塗料には大きく分けて3つの種類があり、ラッカー系、水性アクリル、エナメルです。
基本となるこれらの塗料はビンに入っていますので、取り出して使用します。
塗料は希釈して塗装しますので、塗料に合わせて溶剤も専用の物が必要となってきます。
スプレー
各400~600円
大型の艦船模型や車のボディ、飛行機などの平らな面、広い範囲を塗装する場合はスプレー缶の出番です。エアブラシのように吹き出す力を調整はできませんが、キレイな塗膜を作ることが出来ます。
マスキングテープ
300円
間違った塗装を防ぐための道具です。
塗装面以外をこのテープで覆い、塗装をすることで綺麗な塗り分けが可能になります。
スプレー・エアブラシの工程では必須となります。
サーフェイサー
400~600円
プラモデルにできた傷や凹凸、改造後にできた気泡や隙間をなくす下地の目止め塗料です。
また、サーフェイサーで表面処理をすることで塗装時に色のノリが良くなります。
要するにファンデーションのようなもの。より綺麗な塗装を目指す方にとっては必需品です。
★飛行機のカラーに関しては、実機で採用されている色を再現した塗料がクレオス(ホビー用品メーカー)から販売されています。
⑤スミいれペン~凹凸を強調させる~
プラモデル表面に形成されている凹部分を黒く塗ることでリアル感が増します。
玄人はエナメル塗料を溝に流し込むようですが、初心者はガンダムマーカーで十分だと思います。
ガンダムマーカー スミいれ
300円
※塗料の種類によっては、ガンダムマーカーが塗装を溶かしてしまう場合があるので注意が必要です。
⑥コート剤(400円程度)~400円で雰囲気を出す~
トップコート(つや消し)…最後の仕上げにひと噴きすると、プラスチックぽさ(プラスチック特有のテカり)が消え重量感が出ます。
トップコート(つや出し)もあり、こちらはプラモをテカテカに仕上げます。
完成形のイメージによって使い分けましょう。
↓★初期費用を計算します!↓
最初の買い物例(@amazon&100均)
「これでとりあえず満足にプラモデルを楽しめるセット」の合計費用を計算しました。
今回はAmazonと100均で購入すると仮定。
【初期費用一覧】
\1,173 1/72 ウォーバードコレクション WB-57 SU-27 B2 シーフランカー
\800 基本ツール8点 ※
\476 リモネンセメント 40ml ※
\343 Mr.トップコートつやけし B503 ※
\411 Mr.サーフェーサースプレー 1000 (徳用) B519 ※
\300 タミヤ マスキングテープ 87031 ※
\210 ガンダムマーカー スミイレ ふでペン グレー GM21 ※
\600 Mr.カラースプレー グランプリホワイト S69
\411 タミヤスプレー No.51 TS-51 レーシングブルー 85051
\411 タミヤスプレー No.58 TS-58 パールライトブルー 85058
\700 エアーモデルスプレー No.05 AS-5 ライトブルー 86505
\518 Mr.カラースプレー シルバー (銀) S8
●●●合計 \6,353●●●
★今回はフランカーを3色迷彩にしたいので、青系統のスプレーを3種類選びました。白は機首、銀は排気ノズル用です。
★最寄りのプラモデル店で揃えることができれば、これより安価に抑えることが出来ると思います(無い方はネット通販で揃えましょう)。
ゼロから一通り揃えても7000円弱!!!
新しく始める趣味としては安いのではないでしょうか。
初期費用一覧の中の"※"印がついたものは次回にも使える汎用的なツールです(※印の合計 \2,540)
汎用的なツールは需要が高いので、ネット通販でも送料無料で安価に揃えることが出来ます。
準備のポイント!
~まずはプラモ店へ~
送料の面を考えると、
まずプラモ店(ヨドバシカメラでもOK)へ足を運び、揃えきれなかったものを通販で購入する、という順序が一番安上がりに済ませるポイントだと思います。
目次 - Contents
- はじめに:プラモデルって?
- 一般的なプラモデルはガンプラほど簡単にはいきません
- でも!そこがプラモデルの面白いところでもあります!
- ここからは必要な準備の話です(①~⑥)
- ①プラモデルキット~1500円ぐらいを選ぶ~
- ②基本ツール8点~100均で揃います~
- ③接着剤
- ★★ここまでで一応組み立てまでは出来ます★★
- ④プラモデル用塗料~初心者は缶スプレーを~
- ⑤スミいれペン~凹凸を強調させる~
- ⑥コート剤(400円程度)~400円で雰囲気を出す~
- ↓★初期費用を計算します!↓
- 最初の買い物例(@amazon&100均)
- ゼロから一通り揃えても7000円弱!!!
- 準備のポイント!
- ★準備が面倒な方向けにセット売りもあります…が高い。
- ★動画解説~プラモデルの雰囲気をツカむ~★
- ★役に立つ玄人の作品集。すごい。★
- ★模型制作で必要となる技術が特集されています★
- ウェザリング技法(汚し塗装)の紹介etc...
- 関連まとめも参考にしてください。
- プラモメーカーHP