現代的アート辞典:西ドイツのエンターテイメントアート「ZKM」
誰もが親しむことが出来るアートがあります。それがメデイアアートでフィギュラティブアートでもあり浮世絵でもあります。
ZKMとは
正式名称はカールスルーエ・アート・アンド・メディア・テクノロジー・センター。南西ドイツのバーデン地区にあるカールスルーエ市に所在する21世紀志向のメディア・アートの総合研究・展示施設
出典: artscape.jp
同施設は、現代美術館、メディア美術館などの美術館、視覚メディア研究所、音響・音楽研究所、基礎調査研究所、ネット開発研究所などの研究所、そして、メディア・ライブラリー部門、展示部門などで構成される。
出典: kotobank.jp
メデイアアートの桃源郷かもしれません。
その西ドイツではどんなアートをやってるの?
80年代西ドイツのフィギュラティブ・アート
1980年頃に西ドイツで興った「フィギュラティブ・アート」の絵画がフランクフルトのシュテーデル美術館に展示されている。27人の画家のうち、ヘルムート・ミッデンドルフ、ジリ・ゲオルグ・ドコピル、ライナー・フェティンク、マーティン・キッペンバーガーなどの作品15点を紹介する。
出典: jp.wsj.com
フィギュラティブ・アート とは一体
しかし私のまとめらしく分からないものでも一生懸命追いましょう。
フィギュラティブアートと呼ばれるジャンルにおいて、今イギリスで最も注目を集める画家、マーク・デンステッダー
マーク・デンステッダーの作品
木炭とガッシュ使って女性のラインは、はっきりと描かれルネッサンスを彷彿させる伝統的なタッチで、俳優ニコラス・ケイジをはじめとする多くのコレクターに愛させている。
出典: tokyoartnavi.jp
バランスの取れた構図に、飾らないポージング。外からの影響に左右されない芯の強い女性像と、どこかアンニュイなセクシーさを合わせ持つモデル達。しかし、マークはその美女達の顔や体に、わざと傷のような跡を残すことがあります。それはまるで、生身の人間を描いている事の証明のように感じられるのです。
ある種生きている証を作品上の体に刻みつけるのですね。
また反対にノンフィギュラティブアートもあります。
ノンフィギュラティブアート(
non-figurative art 形のないアート)とも言います。説明も逸話もストーリーもナチュラリズムも無い造形美術である、と宣言されています
つまり一番上の子どもが描いたような作品などのように、フィギュラティブアートにはストーリーが、ナチュラリズムも(マーク・デンステッダーの作品が該当)あると言う事になります。
ZKMが立てられたのもバラエティ豊かなフィギュラティブアート発祥の地と言う特性もあるかもしれません。
明確なストーリーがあったり裸体的なのもあるのは、日本で言うと浮世絵に近いのかなと思います。
ZKMの場合日本にも総合メディア芸術施設はあると思いますが日本がそう言う浮世絵とかエンターテイメント性の高いアートが元々ある土台から生まれたと考えられるのと同じかもしれません。