連続テレビ小説「純と愛」のオープニングイラストを手掛けた荒井良二とは【絵本作家】
NHKの朝ドラ「純と愛」のオープニングテーマと共に流れる可愛らしい画像についてまとめました。イラストを手掛けたのは、90年代を代表する絵本作家の荒井良二。ここでは彼のプロフィールや作品、絵本にかける思いなどをまとめています。迫力のライブペインティング動画もぜひチェックして下さい!
*1日 今日から始まったNHK朝ドラ「純と愛」のオープニング映像に荒井良二 さんのイラストなんですね!うれしいぃ!このタイミング!おめでたいです!
— ART HOUSE (@ARTHOUSE_horie) September 30, 2012
Twitterでは回を増すごとに多数の方が『純と愛』のオープニング映像について呟いています。
◆絵本作家『荒井良二』さんとは?
◆『荒井良二』の素晴らしき絵本の世界に触れる
イラストレーションでは1986年玄光社主催の第4回チョイスに入選。1990年に処女作「MELODY」を発表し、絵本を作り始める。
『外国の絵本のコーナーがあって、そこでマーガレット・ワイズ・ブラウンの『GOODNIGHT MOON』と(邦題『おやすみなさいおつきさま』)出会ったんだ。19歳のときだったね。』
http://mi-te.jp/contents/cafe/1-1-508/
(19歳のときに出会った一冊の絵本がきっかけにイラストレーターとして絵を描く仕事に就く。34歳のとき『ユックリとジョジョニ』を出版しました。)
1991年に、世界的な絵本の新人賞である「キーツ賞」に『ユックリとジョジョニ』を日本代表として出展。
1997年に『うそつきのつき』で第46回小学館児童出版文化賞を受賞、1999年に『なぞなぞのたび』でボローニャ国際児童図書展特別賞を受賞、『森の絵本』で講談社出版文化賞絵本賞を受賞。90年代を代表する絵本作家といわれる。
『そのほか 絵本の作品に『はじまりはじまり』(ブロンズ新社)『スースーとネルネル』(偕成社)『そのつもり』(講談社)『ルフランルフラン』(プチグラパブリッシング)などがある。』
2005年には、スウェーデンの児童少年文学賞である「アストリッド・リンドグレーン記念文学賞」を授賞。
『「スキマの国のポルタ」で2006年文化庁メディア芸術祭アニメーション部門優秀賞を受賞。』
◆動画で見る『荒井良二』の素晴らしき世界
◆荒井良二さんが絵本で伝えたい想い
絵本は言葉と絵で成り立っているわけだけど、僕は、言葉で言えることをわざわざ絵本にするんじゃなくて、言葉で言えないことをなんとかして伝えられないものかなって、思ってるんだ。たとえば、話じゃなくて色で人を元気にできないか、とか。「あの黄色い表紙の絵本、子どもの頃見たな」とか、「話は覚えていないけど、あの絵を見てなんか元気になったんだよね」とか、そんな風に記憶される絵本もあっていいんじゃないかなと。
出典: mi-te.jp
『絵本っていうと、文字を読みはじめた小さい子たちに向けてのものだと思われているけど、文字を読めない子どもたちに絵本を見せたらどうなるんだろう?って考えてね。』
#004 荒井良二さん インタビュー:こどものカタチ
http://www.kodomonokatati.org/interview/004/2/
言葉でもって感動させたり、教育の役に立ったりといった本も必要なんだろうけど、僕の絵本については、言葉で言わないところに何かを感じとってもらえたらなと思う。感じとれる人は、その絵本の中に、自分で自分なりのメッセージをつくりあげて楽しむことができるんじゃないかな。
出典: mi-te.jp
『言葉で感動したりするものは排除して、理由のない驚きのあるようなね。そういうものつくりたいなあって思うけどね。』
#004 荒井良二さん インタビュー:こどものカタチ
http://www.kodomonokatati.org/interview/004/7/
◆荒井良二さんが考える絵本の魅力、楽しみ方
マニュアルみたいなものを見ながら選ぶ本もひとつの手ではあると思うけど、誰も薦めないけど自分は気に入っている絵本も子どもには見せたらいいと思うんだよね。気に入っているポイントは理屈じゃなく、「色がきれい」とかでもいいと思うんだよ。子どもに理解できるかという尺度で推し量らないほうが良くて、分からなくても親が好きなものを見せてあげればいい。図鑑なんて最高に良いよね(笑)。地図とか、ビジュアル百科事典なんかも。子どもは遊ぶ天才だから、それさえも遊ぶ材料にするよ。その能力を奪う必要は無いと思うし、必ずしも絵本って言う作られたもので遊ぶ必要は無いと思うよ。
出典: www.ehonnavi.net
「俺は、本がそこにあるっていう環境が大事なんじゃないかって思うんだよ。ゴロンって寝転んだときに本がそばに寄り添っている、本のぬくもりを感じるのって良いよね。
本がある環境は、窓を開けたらそこに山があるなって感じと似ていて、いつもは考えていないんだけど、あるあるあるって安心する。そういうものであってほしいな。」
荒井 良二さん『空の絵本』インタビュー(2012.01.18)
http://www.ehonnavi.net/specialcontents/interview/20120118/
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