連続テレビ小説「純と愛」のオープニングイラストを手掛けた荒井良二とは【絵本作家】

NHKの朝ドラ「純と愛」のオープニングテーマと共に流れる可愛らしい画像についてまとめました。イラストを手掛けたのは、90年代を代表する絵本作家の荒井良二。ここでは彼のプロフィールや作品、絵本にかける思いなどをまとめています。迫力のライブペインティング動画もぜひチェックして下さい!

Twitterでは回を増すごとに多数の方が『純と愛』のオープニング映像について呟いています。

出典: blogs.yahoo.co.jp

純と愛 [オープニングイラスト担当:Ryoji Arai(荒井良二)]

2012年10月1日(月)~2013年3月30日(土)〈全151回〉
■NHK総合(月~土)8:00~8:15/12:45~13:00
■NHK BS(月〜土)7:30~7:45/23:00~23:15(土)9:30~11:00〈1週間分〉
[あらすじ]
『純と愛』は、沖縄・宮古島でホテルを経営する両親のもとを飛び出し、大阪のホテル業界に就職した主人公が、恋愛や結婚を経験しながら夢へ向かって成長していく物語で、ヒロイン・純を女優の夏菜が、相手役の愛(いとし)をジャニーズ事務所所属の風間俊介が演じる。
http://www1.nhk.or.jp/juntoai/

◆絵本作家『荒井良二』さんとは?

Ryoji Arai(荒井良二)

1956年、山形県生まれ。日本大学芸術学部卒業。97年『うそつきのつき』(文・内田麟太郎、文溪堂)で小学館児童出版文化賞、99年『なぞなぞのたび』(文・石津ちひろ、フレーベル館)でボローニャ国際児童図書展特別賞、2005年アストリッド・リンドグレーン記念文学賞など、受賞多数。主な作品に『はっぴぃさん』『たいようオルガン』(偕成社)、『えほんのこども』(講談社)、近作に『うちゅうたまご』(イーストプレス)などがある。http://www.ryoji-arai.info/

ライブペインティングやワークショップ、自ら作詞・作曲しギターも演奏する音楽活動なども行っている。

◆『荒井良二』の素晴らしき絵本の世界に触れる

イラストレーションでは1986年玄光社主催の第4回チョイスに入選。1990年に処女作「MELODY」を発表し、絵本を作り始める。

出典: www.ryoji-arai.info

『外国の絵本のコーナーがあって、そこでマーガレット・ワイズ・ブラウンの『GOODNIGHT MOON』と(邦題『おやすみなさいおつきさま』)出会ったんだ。19歳のときだったね。』
http://mi-te.jp/contents/cafe/1-1-508/

(19歳のときに出会った一冊の絵本がきっかけにイラストレーターとして絵を描く仕事に就く。34歳のとき『ユックリとジョジョニ』を出版しました。)

1991年に、世界的な絵本の新人賞である「キーツ賞」に『ユックリとジョジョニ』を日本代表として出展。

出典: www.ryoji-arai.info

1997年に『うそつきのつき』で第46回小学館児童出版文化賞を受賞、1999年に『なぞなぞのたび』でボローニャ国際児童図書展特別賞を受賞、『森の絵本』で講談社出版文化賞絵本賞を受賞。90年代を代表する絵本作家といわれる。

出典: www.ryoji-arai.info

『そのほか 絵本の作品に『はじまりはじまり』(ブロンズ新社)『スースーとネルネル』(偕成社)『そのつもり』(講談社)『ルフランルフラン』(プチグラパブリッシング)などがある。』

2005年には、スウェーデンの児童少年文学賞である「アストリッド・リンドグレーン記念文学賞」を授賞。

出典: www.ryoji-arai.info

『「スキマの国のポルタ」で2006年文化庁メディア芸術祭アニメーション部門優秀賞を受賞。』

◆動画で見る『荒井良二』の素晴らしき世界

「ねんどろん」荒井良二/作

『ねんどろん』荒井良二/作 講談社

「ずんずんちゃ ずんずんぱ......」
車? 船? 飛行機?......、どんどんどんどん形を変える、なんともふしぎなねんどろん。
くりかえされることばのリズム、オレンジ、みどり、きいろ、あざやかな荒井良二さんの色彩世界。
くりかえし、くりかえし声にだして読んでみたくなる絵本を、動く絵に合わせて、読んでみました。

荒井良二 ライブペインティング Time Lapse

大阪デザイナー専門学校の学園祭にて
学生8名と共に、旅する「」と「」を題材に
約3時間にわたってのライブペインティング。
インターバル撮影で3分の映像にまとめました。

荒井良二オフィシャルサイト http://www.ryoji-arai.info/

◆荒井良二さんが絵本で伝えたい想い

絵本は言葉と絵で成り立っているわけだけど、僕は、言葉で言えることをわざわざ絵本にするんじゃなくて、言葉で言えないことをなんとかして伝えられないものかなって、思ってるんだ。たとえば、話じゃなくて色で人を元気にできないか、とか。「あの黄色い表紙の絵本、子どもの頃見たな」とか、「話は覚えていないけど、あの絵を見てなんか元気になったんだよね」とか、そんな風に記憶される絵本もあっていいんじゃないかなと。

出典: mi-te.jp

『絵本っていうと、文字を読みはじめた小さい子たちに向けてのものだと思われているけど、文字を読めない子どもたちに絵本を見せたらどうなるんだろう?って考えてね。』

#004 荒井良二さん インタビュー:こどものカタチ
http://www.kodomonokatati.org/interview/004/2/

言葉でもって感動させたり、教育の役に立ったりといった本も必要なんだろうけど、僕の絵本については、言葉で言わないところに何かを感じとってもらえたらなと思う。感じとれる人は、その絵本の中に、自分で自分なりのメッセージをつくりあげて楽しむことができるんじゃないかな。

出典: mi-te.jp

『言葉で感動したりするものは排除して、理由のない驚きのあるようなね。そういうものつくりたいなあって思うけどね。』

#004 荒井良二さん インタビュー:こどものカタチ
http://www.kodomonokatati.org/interview/004/7/

◆荒井良二さんが考える絵本の魅力、楽しみ方

マニュアルみたいなものを見ながら選ぶ本もひとつの手ではあると思うけど、誰も薦めないけど自分は気に入っている絵本も子どもには見せたらいいと思うんだよね。気に入っているポイントは理屈じゃなく、「色がきれい」とかでもいいと思うんだよ。子どもに理解できるかという尺度で推し量らないほうが良くて、分からなくても親が好きなものを見せてあげればいい。図鑑なんて最高に良いよね(笑)。地図とか、ビジュアル百科事典なんかも。子どもは遊ぶ天才だから、それさえも遊ぶ材料にするよ。その能力を奪う必要は無いと思うし、必ずしも絵本って言う作られたもので遊ぶ必要は無いと思うよ。

出典: www.ehonnavi.net

「俺は、本がそこにあるっていう環境が大事なんじゃないかって思うんだよ。ゴロンって寝転んだときに本がそばに寄り添っている、本のぬくもりを感じるのって良いよね。
本がある環境は、窓を開けたらそこに山があるなって感じと似ていて、いつもは考えていないんだけど、あるあるあるって安心する。そういうものであってほしいな。」

荒井 良二さん『空の絵本』インタビュー(2012.01.18)
http://www.ehonnavi.net/specialcontents/interview/20120118/

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@6fhanetani

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