悪趣味でユーモア満載のB級グロ映画まとめ!『ブレインデッド』など

ここでは汚くて悪趣味な描写満載なのにどこかユーモラスなB級グロ映画をまとめた。『ロード・オブ・ザ・リング』で知られるピーター・ジャクソン監督の初期作品『ブレインデッド』、人体実験・殺人・ゾンビといったB級ホラー要素が盛りだくさんの『ZOMBIO/死霊のしたたり』などを紹介している。

いやあ、何がしたかったのかさっぱり分かりません(笑)。無意味かつアナーキー。問答無用の横車。80年代B級カルトは侮れません。

出典: geocities.yahoo.co.jp

▼『吐きだめの悪魔』

出典: www.allcinema.net

”最早ここまで来ると笑うしかない...映画史上最もキタナイ作品はダテじゃない!”

ジム・ミューロー監督が学生時代の卒業制作として作り出した1986年のC級ホラー映画。酒屋の倉庫に眠っていたウィスキーを飲むと、あら不思議、見る見る内に人が溶けてしまうではありませんか!というお話。そして次々と裏町の底辺に生きる人たちが犠牲になってしまうのだ...。こんなのヤダ!ってな哀れなサイテーな最期のオンパレード!

何とも手づくり感のある残酷シーンやキタナいシーン、余計なプロット(切断ペニスでアメフト!)も満載ですが、やはりこの主人公のナレの果てが凄い!この作品のスタイリッシュなカメラ・ワークが評判となり、監督はこの後カメラマンとして成功を収めています。

『吐きだめの悪魔』予告編

タイトルからすると、かなり下品でグロテスクな映画のようですが、実際その通りです。ですが、それを不快に感じさせない明るい作風がこの作品をさわやか(?)なコメディにしています。

出典: www14.ocn.ne.jp

ファンの間で有名なボンベでの頭部ぶっ飛びなど、悪夢のようなシーンが満載だ。しかしながら全編通してコミカルなシーンも多く、なんともシュールでブラックな作品となっとります。

出典: mangler.blog23.fc2.com

グロさという点では、イタリア製のスプラッターやホラー映画の方が凄いですが、この映画の場合、何と言うか「明るいグロ」とでも表現したいような雰囲気が感じられます。

出典: blog.livedoor.jp

▼『サランドラ』

出典: www.amazon.co.jp

”人間の尊厳を思い切り冒涜した内容は、とにかく笑って済ますしかない!”

『エルム街の悪夢』『スクリーム』のウェス・クレイブン監督による1977年の作品。トレーラーで旅していたボブ・カーターとその家族一行はかつて核の実験場だった民間人立ち入り禁止エリアに迷い込む。しかもそこで車が故障。荒野の真ん中で立ち往生するボブたちはやがて思わぬ恐怖に遭遇する。彼らは異常な殺人鬼一家に襲われ、次々と犠牲に。しかも赤ん坊も連れ去られてしまい……。愛犬のビースト君大活躍!

ウェス・クレイブン監督の初期傑作ホラー。後にクレイブン自身の製作、フレンチ・スプラッターの新星アレクサンドル・アジャ監督で『ヒルズ・ハヴ・アイズ』としてリメイクされた。

『サランドラ』予告編

泥臭いルックスの殺人鬼たちも洗練された欧州ホラーに登場するキャラクターとは一線を画したようなものに映ってしまったもので、そのカニバリズムを象徴するような野性的な立ち回りもコミカルで滑稽なものに映ってしまったのである。

出典: www.fnosta.com

配給の東宝東和が「ジョギリショック!」と銘打ち「全米38州で上映禁止!いま恐怖の頂点を極めて、戦慄のジョギリショックがやってくる!」と、大げさに宣伝を行ったことで、話題となる(笑)

出典: njc.hatenadiary.com

本当この人『エルム街の悪夢』ヒットしてよかったなあ。『サランドラ』と『鮮血の美学』だけだったらエド・ウッド級だもんなあ。

出典: ameblo.jp

▼『吸血の群れ』

出典: www.amazon.co.jp

”数千の爬虫類が人間を恐うなんてコワすぎる!でも吸血するのはヒルだけ!”

ジョージ・マッコーワン監督による1972年の作品。フロリダの湿地帯にある別荘で毎年恒例の休暇を楽しもうと集まった家族。しかし、今年は何かが違っていた。別荘の周辺にはカエルが異常発生し、それを駆除しようと農薬を散布していた男が行方不明となる事件が発生。そして、異常発生した爬虫類により、ひとりまたひとりと血祭りに上げられていくのだった...。ラウンジ/エキゾ・ミュージックのレス・バクスターが手掛けた音楽にも注目!

爬虫類の群れがゾロゾロゾロ...ってのだけでも背筋ゾワッとものだが、吸血の群れ(でもヒルだけ)だ!しかしカエルは人を喰うほど大きくないぞ!サイテーだろうがこれぞB級映画の醍醐味!

『吸血の群れ』予告編

撮影の為に500匹のフロリダ蛙と100匹のアフリカ牛蛙が調達されて、途中で逃げ出して大騒ぎになったというのは最早、定番のボケですね。なんだか電撃ネットワークの海外興行みたいです。

出典: homepage3.nifty.com

爬虫類たちは血を吸わないし、カエルが人を食べるシーンもなかったです。ただヒルやらトカゲやらヘビやらカメやらが唐突に現れて、それを見てショック死したオバサンたちの体に這い回るだけ。

出典: www5b.biglobe.ne.jp

どんなにチープ感があっても、CGより生命を感じれる手作りのモンスターのように、突っ込みどころは多くても愛すべき作品。そんな映画ってありますよね♪

出典: mebiusringhorror.blog93.fc2.com

Hiya222
Hiya222
@Hiya222

目次 - Contents