21世紀に語り継ぎたいクラシックな洋画50選−1−

若い人達にも是非一度はみてほしい20世紀のクラシックな洋画50選。
この先もずっと愛され続けていくだろうと思う作品だけを10作品づつ厳選してお届けします!

アラビアのロレンス(Lawrence of Arabia)

「アラビアのロレンス」は、1962年公開、イギリス映画。監督でヴィッド・リーン。

これぞ映画!と言いたくなるような素晴らしい作品。つい先頃ハリト族の族長アリを演じた名優オマー・シャリフが亡くなりました。2013年には主役T.E.ロレンスを演じたピーター・オトゥールも亡くなっており、本当にクラシックな作品になったのだなぁとため息。
歴史の流れの前では、人間の存在、運命がいかに小さなものか。そんなことをスクリーンに映る砂漠を見つめながら考えさせられる作品です。

実在の人物T.E.ロレンスの死因については、未だに謎めいた推測もあり、ミステリアスな人物ゆえに様々な人達が彼の人間像について本を出しています。

ロレンスが「ダマスカス!」と叫ぶと、ベドウィン達が一斉に雄叫びを上げて進軍するシーン。物語の一つの山場です。

モーリス・ジャール作曲による「アラビアのロレンス」のテーマ曲も素晴らしいです。

こちらが実在のロレンス。

そしてこちらがピーター・オトゥール扮するロレンス。
そっくり!何でも本家ロレンスとは遠い姻戚関係にあったとか。奇縁ですね。

モダン・タイムス(Modern Times)

「モダン・タイムス」は、1936年公開、アメリカ映画。監督・主演チャールズ・チャップリン。

サイレント(無声)映画では並ぶ者のない「王者」だったチャップリンですが、トーキー時代に入ってからは、次第に「時代遅れ」な俳優と見られるようになっていきました。

本作は、一部分だけ台詞と歌が入る以外はやはりサイレントの作品です。

人間性とは?労働とは?などいろいろな問題提起をしてくる映画。
チャップリンが単なる「喜劇王」ではないことがこの作品を見ると分かります。

そしてこのラストシーンには深い余韻が残ります。

matsurika
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@matsurika

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