ヒプノシスマイク / ヒプマイ / Hypnosismic

ヒプノシスマイク / ヒプマイ / Hypnosismic

『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』は、ラップバトルをテーマにしたマルチメディアプロジェクトで、キングレコード内レーベル・EVIL LINE RECORDSが手掛けた。男性声優による音楽原作キャラクターラッププロジェクトである。通称は「ヒプマイ」。2017年9月2日プロジェクトが始動した。異なるエリアに所属するキャラクターたちが個性豊かなラップソングで対決する。各キャラクターは独自のストーリーとパーソナリティを有し、楽曲は彼らの個性や背景を反映している。
初期エリアは東京を中心に構成され、渋谷、池袋、新宿、横浜のエリア(ディビジョン)のメンバーからなる。その後、大阪や名古屋エリアのキャラクターが登場した。プロジェクトは音楽だけでなく、コミックやアニメなどで展開され、ファンはキャラクターたちの多面的な魅力を楽しむことができるようになっている。ヒプノシスマイクは独自のエンターテインメント体験を提供し、多岐にわたるメディアで展開されており、ファン層を広げている。

alex759898のレビュー・評価・感想

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ヒプノシスマイク / ヒプマイ / Hypnosismic
10

毎日YouTubeで見ながら再生回数といいねの数に驚きます。

私がヒプノシスマイクを見たのは、友人のススメからです。この作品はアニメでは無いですが、12人の声優さんがそれぞれキャラクターを演じ、ラップバトルを繰り広げるという音楽コンテンツです。初めてそれを友人に聞いた時、あまり良い感じには思いませんでした。私は声優さんは好きですが、ラップ自体に良い印象はなく、日本の曲にほぼ必ずと言っていいほど入っているラップをダサいと感じていました。半信半疑でYouTubeを開いた所、沼の底まで入ってしまいました。

まず、クール・ジャパンとしか思えない素晴らしいsoundと声優さんの圧倒的演技力に一瞬で魅了されてしまいました。知っている声優さんは少なかったのですが、そんなことはどうでもよくなるほどのカッコ良さに「この声優さんは誰だ!?」と調べ回っていました。
また、初めて聴いた曲は5分と長いものでしたが、一瞬でした。その後はなんども繰り返し聴き、今では寝る前に5回ほど聴きながら、コメント欄を読んでいます。

この作品に好感が持てた理由は3つあります。
1つ目は圧倒的かっこよさ、演技力、ラップのうまさですが、2つ目は、誰でも知っている人気声優から新人声優、20代前半から還暦にあたる年齢の方まで、幅広い声優さんが参加されている事です。
近年の日本のアニメやアニメ映画ではゲストとして、普通の芸能人が声優に挑戦するというものがあり、私はそれが好きではありませんでした。素人の声優は聞くに耐えないというのも理由ですが、一番の理由は、本職の声優として活動している方の活躍の場を潰しているように感じるからです。しかしこのヒプノシスマイクは、新人声優の活躍の場を設けてくれたように感じ、とても好感が持てました。
3つ目は、ラップに対する熱意です。ヒプノシスマイクの声優さんの1人に木村昴さんという方がおり、木村さんは小学生の頃からラップに興味があり、声優になってからもラップを続けていたそうで、「ラップに対する悪いイメージを変えたい」とインタビューで語っていました。それを見て、元々好きではない日本のラップに対するイメージはあまり変わりませんが、この作品は別だと感じました。

木村さん以外の声優さんはラップの初心者ですが、それを感じさせないレベルと作詞作曲者の豪華さに、ただの声優のラップでは無いと常々感じます。
これからも再生回数やいいねの数は増えると思うので、そこからこの作品がもっともっと人気になることを願って応援を続けます。