鋼の錬金術師(ハガレン)の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

『鋼の錬金術師』は『月刊少年ガンガン』で連載されていた荒川弘が描くファンタジー漫画。兄エドワードと弟アルフォンスのエルリック兄弟が自身の体を取り戻す為、各地の旅をする物語である。出会う仲間や対峙する敵など、魅力あふれるキャラクターたちが個性あるセリフを残している。

『鋼の錬金術師』の概要

兄エドワードと弟アルフォンスのエルリック兄弟が自身の体を取り戻す為に各地の旅をする物語である。
幼少期に死んだ母親を生き返らせようとして、エドワードは右腕と左足を、アルフォンスは全身を失ってしまう。
体を取り戻す為に「賢者の石」が必要と知り求めるも、人造人間(ホムンクルス)や合成獣(キメラ)などと出会い、数々の戦いを巻き起こす。

荒川弘によるファンタジー漫画で、『月刊少年ガンガン』で2001年8月号から2010年7月号まで連載された。全108話。
略称は『ハガレン』。英語版タイトルは『Fullmetal Alchemist』。
単行本は全27巻が発売され、累計発行部数は6100万部を記録。これはスクウェア・エニックスが発行するコミックスの最高記録である。
主要作品を失って低迷していた月刊少年ガンガンを売上・発行部数で貢献するが、連載が終了すると月刊少年ガンガンの発行部数が急落するなど、反響が大きかった作品である。
月刊少年ガンガンで最も長く連載した作品である。
荒川弘は男性に間違われることが多いが女性である。2007年第一子を出産したが、『鋼の錬金術師』の連載は一度も休載することはなかった。

テレビアニメシリーズが2作、アニメ映画が2作作られ、原作とは違うオリジナルストーリーでの展開も行っている。
ゲーム化、ドラマCD化、小説化など、多方面にもメディア展開しており、連載が終了した現在でも、スマートフォンアプリとコラボレーションしている。

各地で出会う仲間や、対峙する敵など、魅力あふれるキャラクターたちが個性あるセリフを残している。

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エドワード・エルリックの名言・名セリフ/名シーン・名場面

出典: pics.prcm.jp

「こんな…こんなはずじゃ…畜生ォ 持って行かれた…!!」

エドワードは弟と共に禁忌とされる人体錬成を用いて母親を蘇らせようと考え、実行に移した。しかし人体錬成は失敗し、代償として右腕と左足を失ってしまう。エドワードは「こんな…こんなはずじゃ…畜生ォ 持って行かれた…!!」と後悔をにじませたセリフを呟いた。ここから本作は始まっていくのだ。

「だれが豆つぶドちびか―――ッ!!!」

鋼の錬金術師エドワード・エルリックは弟のアルフォンス・エルリックと共に失った体を取り戻す為に旅をしているが、兄のエドワードは自身の身長の低さにコンプレックスがあり、行く先々で「小さい・チビ・豆」などと言われると、そのたびにエドワードは怒るのである。

一緒にいる鎧の弟アルフォンスが大きい為、いっしょにいるとさらに小さく見えてしまうのである。

「そんな事自分で考えろ 立って歩け 前へ進め あんたには立派な足がついているじゃないか」

死んだ恋人を生き返らせてくれるとレト教教主コーネロにだまされていたことを知ったロゼは、レト教に全てを捧げていたため生きる希望を失ってしまう。
「これからあたしは!何にすがって生きていけばいいのよ!!」とエドワードに叫んだロゼに対しエドワードが言ったセリフ。

誰かにすがりながら、生きる理由を与えてもらうことより、自身の足で前へ進む大切さを語ったシーンである。

「おまえの手は人を殺す手じゃない 人を生かす手だ」

ウィンリィが両親の敵であるスカーに銃口を向けた際、エドワードは「おまえの手は人を殺す手じゃない 人を生かす手だ」と言って彼女を制した。ウィンリィの手を汚したくないというエドワードの思いが垣間見れる。

「ニーナとアレキサンダーどこにいった?」

エルリック兄弟は生体練成の研究のため、人語を使う合成獣(キメラ)の練成に成功し国家錬金術師となったショウ・タッカーの元を訪れ資料を見せてもらうことになった。
タッカーの家には娘のニーナと犬のアレキサンダーがおり、仲のよい家族である。

国家錬金術師の資格を保持するために必要な1年に一度の査定の日が近いタッカーは苦悩の日々を送っていたが、ある日エルリック兄弟がタッカーの家を訪れると人語を話す合成獣(キメラ)を完成させていた。
エドの姿を見た合成獣は「おにいちゃん」と言い掛ける。
それを聞いたエドワードはタッカーがニーナとアレキサンダーを錬金術で練成した事実に気づき、その時にエドワードがタッカーに言ったセリフである。

「地獄ならとうに見た!」

傷の男(スカー)との戦闘で右腕の機械鎧(オートメイル)を破壊されたエドワードは整備師のいる故郷リゼンブールへと向かうが、その途中立ち寄った駅でドクター・マルコーに会う。
賢者の石を作る研究をしていたというマルコーに資料を見せてくれと頼むエドにマルコーは「あれは悪魔の研究だ 知れば地獄を見ることになる」と言う。その直後にエドワードが答えたセリフである。

一度は迷っていたマルコーはその言葉を聞き、研究資料の隠し場所をエドワードに教えるのだった。

「足だろうが!両腕だろうが! …心臓だろうがくれてやる だから!! 返せよ!! たった一人の弟なんだよ!!」

エルリック兄弟は幼少期、人体練成により母親を生き返らせようとするが、練成のリバウンド現象によりエドワードは左足を、アルフォンスは全身を失ってしまう。
その後エドワードが弟を取り戻す為、アルフォンスを練成しようとする直前に叫んだセリフである。

エドワードはアルフォンスの練成に成功するが、代償としてさらに右腕を失うことなった。
兄弟の絆が伺えるシーンといえる。

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