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tikin2のレビュー・評価・感想

ささきいさお
8

「アニメソングの帝王」ささきいさおの深遠なる響き

ささきいさおは、日本の歌手・俳優・声優として幅広く活動している才能溢れるアーティストです。1942年5月16日に東京で生まれ、1960年に「和製プレスリー」としてロック界にデビューしました。彼のキャリアは多岐に渡り、アニメソング界で『宇宙戦艦ヤマト』と『銀河鉄道999』の主題歌を歌い、"アニメソング界の大王"と称されるまでになりました。

ささきいさおの声は魅惑の低音として知られ、聴く者の心に深く響きます。特にアニメ作品での彼の楽曲は、多くのファンに愛され続けています。彼の音楽は単なるエンターテイメントを超え、日本のポップカルチャーと深く結びついています。その証拠に、多くのアニメやドラマの日本語吹き替えでも彼の声は活躍し、特にシルベスター・スタローンの『ランボー』シリーズや『エクスペンダブルズ』シリーズの吹き替えで注目を集めました。

彼の音楽は時間とともに進化し続け、新旧のファンを魅了しています。感情豊かで力強く、時には繊細で、聴く者の心に残る彼の楽曲は、アニメのシーンを彩るだけでなく、それ自体が文化的な象徴となっています。彼の音楽と声は、多くの日本人にとって、青春の記憶や感動の瞬間を思い出させる力があります。

ニガミ17才 / Nigami 17th birthday!!
9

変態なのにカッコいい!中毒性抜群の新鋭バンド

YouTubeの関連動画に、美女がサムネイルの動画を発見しました。
タイトルを見るとどうやらバンドのPVのよう。。
美女が見たいというだけでクリックしたのがこのバンドとの出会いでした。
(この時は「ただし、BGM」という曲のPVでした)

スタートと同時に歌が始まる曲で、いきなりボーカル登場。
サムネの美女ではない。。全然違う。。美女よりも髪が長く、女装気味のおじさんが登場しました。
「お前が歌うんかい!」と突っ込みたくなります。
しかし歌自体は心地よくテンポがいい。ラップを聞いているような心地よさがあります。
(すべての曲がそうではありません)
そしてコーラスでついに美女登場。動いても美人です。バンドの女性メンバーとしてはトップを争うほどのレベル。美女はバンドのシンセサイザーでした。
どうやらこの2名にベースとドラムの男性2名を加えた4人組バンドのようです。

そもそも音楽にはそれほど期待していなかったのですが、この曲はリズムのノリが良い。
テンポは速くないが、うねるようなベースが前面に出ており、「お!他とは何か違いそう!」と感じました。
そして何と言っても歌詞のセンスが抜群です。
意味はよくわかりませんが、ワードチョイスが秀逸で、歌詞自体が1つの芸術作品のようです。

YouTube上にアップされている曲は数曲しかありませんが、どれも中毒性抜群で、それぞれの曲に面白さがあり、ヘビーに聞き倒しています。
シンセの美女はその面白すぎるキャラから最近バラエティ番組にも出始めており、このバンドのブレイクも間近のように思います。

UN-GO / アンゴ
9

坂口安吾の作品にリスペクトした新感覚のアニメ作品

明治~昭和にかけて活躍した文豪、坂口安吾の作品である明治開化 安吾捕物帖と復員殺人事件をベースに坂口安吾さんの著作全般をリスペクトした作品。舞台は近未来。戦争が起こり、そして終戦を迎えて復興を始めた日本。戦前と戦中を知り戦後に生きる、探偵を名乗る主人公と、探偵の助手を名乗る不思議な力を持った正体不明の少年を中心に、戦争、死、人の業など、普段無意識に思考の外に追いやってしまうような事柄が淡々と描かれていきます。直視したくないような物事と真正面から向き合う主人公と、様々な主義主張を持った癖の強い魅力的なキャラクター。そして何よりそれらをミステリーやオカルトの要素を混ぜ合わせつつエンターテイメントとして完成させている部分に他にはない強烈な魅力があります。原案となっている作品を書いた坂口安吾さんは、まさに戦争の時代を生きた方であり、戦争に対する自信のとらえ方も多く書き残しています。それらをリスペクトした本作はフィクションでありながら余りにもリアルで、鬼気迫るセリフたちにギクッとさせられることも少なくありません。また、現実の物事の動きとリンクするような側面もあり、現実を、世界を、もう一度見直す切っ掛けもくれるでしょう。また、アニメシリーズと同時に制作された劇場版も併せて見るとさらに物語を楽しめます。そして劇場版を見た後には、もう一度テレビアニメを見たくなること請け合いです。