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ogasyo_gabuliciousb7のレビュー・評価・感想

MAJOR 2nd / メジャーセカンド
7

才能との向き合い方と仲間の重要性

このアニメは「茂野吾郎」という野球少年の野球人生を描いた『メジャー』の続編であり、茂野吾郎の息子、茂野大吾の野球物語。
野球のアニメではあるが、息子と両親の関係や仲間との絆と自身の成長を描くアニメでもあるので、野球に興味がない人でも関心を持ってもらえる作品である。
また野球というスポーツは男性の方が圧倒的に選手人口が多いが、この作品においては大吾の中学野球チームでは女子部員が多くなっている。女子部員の活躍が描かれているので、女子のスポーツに関する考え方を学べる作品でもある。

父の茂野吾郎は幼い頃から才能に溢れたピッチャーであり、元メジャーリーガー。息子の大吾も父の才能を受け継ぎ、偉大なピッチャーになるかと思われた。しかし、才能は受け継がれることはなく、「メジャーリーガーの息子」という期待がプレッシャーに変わってしまった。
野球を辞めて野球と離れた生活をする中、茂野吾郎の親友であり、ライバルでもあった元メジャーリーガーの佐藤寿也の息子である佐藤光に出会った。
その佐藤光との出会い、父と同じピッチャーではなくキャッチャーというポジションとの出会いによって、大吾の野球人生がまた動き始める。気になる方は是非、本編をご覧下さい。

グランド・ジャーニー
9

ワクワクしたい親子でぜひ観たいオススメ動物映画

両親が離婚し、ゲームばかりしている反抗期の男の子が、実の父親が研究しているプロジェクトに興味を持ち社会現象までをも巻き起こす冒険へと旅立つ物語。
気象学者である父は飛行機を使い渡り鳥である雁を誘導しようと研究をしています。男の子はひと夏を田舎で過ごすことになりゲームもできない環境に反発しながらも、孵化したばかりの雁の赤ちゃんと触れ合うことで、いつしか父のプロジェクトに協力することになります。雁を孵化させ、親鳥のように世話をしていく中で、疎遠になっていた父と子の親子の絆が深まっていきます。親子関係の修復していく様子が雁の成長と重なり、親目線からも子の目線からも観ることができます。
プロジェクトはノルウェーからフランスへと雁を引き連れて空を一緒に飛ぶという無謀なものです。嵐や国の規制など様々な困難が次々に襲い掛かります。プロジェクトの中断が余儀なくされそうになった時、男の子は一人、空へと飛び出します。心配する大人、阻止しようとする大人、そしてニュースとなった雁たちとの飛行にエールを送る人たち。多くの人々が見守る中で、たった一人で雁たちと目的地を目指す男の子の姿は、ゲームにしか興味がなかった頃とはまるで別人です。
生まれたばかりの雁の赤ちゃんに癒され、冒険へと飛び立つ男の子の姿にハラハラしながらどこかワクワクする親子でぜひ観たいオススメ映画です。

バーダー・マインホフ 理想の果てに
8

「ドイツの秋」の時代の陰惨で残忍なテロリストグループをドキュメンタリータッチで追った『バーダー・マインホフ』

『バーダー・マインホフ』は2008年に公開されたドイツ劇映画で、監督はウルリッヒ・ルデルです。脚本と製作はベルント・オイヒンガーで、出演はモーリッツ・ブライブトロイ、ブライプロイ、ヨハンナ・ヴォカレク。本作は1985年に発表された作家シュテファン・アウストのベストセラーノンフィクション『Der Baader Meinhof Komplex』を原作にしています。この映画は、1967年から1977までの西独極左テロリスト組織「ドイツ赤軍」の初期の日々を生々しい再現映像で表しています。この作品はアカデミー賞最優秀外国語賞やゴールデングローブ賞の最優秀外国語作品にの嶺井とされました。
『バーダー・マインホフ』について、映画批評サイト「ロッテントマト」は「入念に調査された、現代ドイツ史を印象的に真実味を持たせて切り取った」作品であり、「実力派の演技陣を揃えて、革新的な監督術、破壊力を持った脚本」で撮影された作品であると評しています。米国の批評誌は好意的な評価を与えていて、俳優の演技力と作品としてのストーリー性を賞賛しています。『スクリーンインターナショナル』誌は、映画の卓越した製作上の価値だけでなく、魅力ある話題を見事に映像化したことをも称えています。