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nancyroseo4のレビュー・評価・感想

北村匠海
9

俳優もできて、歌も歌える北村匠海さん。

「DISH//」というバンドでヴォーカルも務め、また俳優やモデルもこなす北村匠海さん。
映画やドラマに出ているのを見てかわいらしい男の子だなというのが初めの印象でした。
いくつか映画も出ていましたが、私が北村匠海さんを知ったのが「隣の家族は青く見える」のドラマです。
性同一性障害の役で出演しているのを見て「なんて可愛い人!」と思い、また役柄にもびっくりしましたが自然に演技しているのがすごいなと思いました。
そんな北村匠海さんが歌っている「猫」初めて聞いたときにすごくいい歌詞と曲調だなと思い、一瞬で好きになりました。
家で家事をしている時に聞き、車でも流していました。
また、ドラマ「僕たちがやりました」の主題歌にもなった「僕たちがやりました」の歌もまた雰囲気の違うアップテンポ歌でかっこいいなと思います。
YouTubeのTHE FIRST TAKEで歌っている姿を見て、何にでも挑戦して若いのに努力家なんだなと思いました。
演技や歌を歌っているときは、真剣な表情ですがバラエティー番組に出演する時は、とってもかわいい表情になんだか癒されます。
北村匠海さんを応援するようになってライブにはまだ行ったことがないですが、是非一度行ってみたいと思います。
北村匠海さんはおすすめの俳優さんです。

X / エックス
9

『X』感想レビュー

CLAMP 代表作の一つであり、伝説的作品、『X』。
映画化、テレビアニメ化もされていき、残酷で予想外のストーリーと、魅力あふれるキャラクター達、複雑な相互関係が織りなし、CLAMP の名を広げたと言ってもいいでしょう。
舞台は 1999 年の東京。1999 年と言えば、ノストラダムスの大予言で、この世の終末が訪れると言われた時代です。
『X』の主人公、司狼神威は、火事で亡くなった母の遺言に従い、幼き頃過ごしていた東京に戻ってきます。
幼馴染で戸隠神社の跡取りである桃生封真と、妹の小鳥と再会するも束の間で、世界を護る七つの結界、『天の龍』。
東京を滅ぼす力を有する七人の御使い、『地の龍』の戦いに巻き込まれることになりました。
『天の龍』の味方をする、国会議事堂の地下で夢見姫として日本を影から守ってきた夢見の能力者、丁から自身の運命を告げられます。
神威とは、『天の龍』にも『地の龍』にもなれる存在であり、世界を護ることも、滅ぼすこともできるのだといいます。
世界を守る側の『天の龍』か、世界を滅ぼす側の『地の龍』になるか。
選択を迫られた神威は、封真と小鳥を護る為に、『天の龍』になることを選びます。
しかし、神威が選択したことで、定められた運命が大きく動き出した。
幼馴染であった封真は、生まれた時より決められていた、もう一人の神威であり、神威が選ぶことで神威として覚醒します。
『地の龍』の神威となった封真は神威の目の前で小鳥を殺害。
都庁へ行き、『地の龍』の神威として、七人の御使いと共に東京の張り巡らされた結界を壊していきます。
そして神威は星史郎を戦う為に東京に舞い戻ってきた皇昴流と出会い、彼に励まされ、封真を取り戻す為に、仲間と共に戦うことを決意します。
主人公にこれ以上ないぐらいに過酷な展開が続きますが、育まれていく仲間同士の絆、恋愛模様や相関係図から目が離せません。
『天の龍』側だけでなく、『地の龍』側にも恋愛模様が描かれています。
互いの正体を知らずに交流していく『天の龍』の猫依護刃と、『地の龍』の志勇草薙の、敵同士であるが深まる関係も魅力の一つです。
敵対するのは『天の龍』と『地の龍』だけでなく、丁と、妹であり、都庁に潜み、姉とは反対の行動を取る庚の、複雑な姉妹関係も見られます。
皆が皆、本当の願いを持っていますが、大半が気付いていません。
神威もまた、自身が持つ本当の願いに気付いていないまま、最後の戦いへ赴きます。
果たして、神威は本当の願いに気付けるのか。そして、地球の運命は。
前作『東京 BABYLON』の登場人物も登場しており、昴流と星史郎の結末を目にすることが出来ます。
しかしながら、最終回の直前で、阪神淡路大震災と猟奇事件による世論の反発から連載休止となっています。
多くのファンが連載再開を望んでいます。ぜひお手元でお読みいただければと思います。