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hakushi_mao0のレビュー・評価・感想

クルードさんちのはじめての冒険
7

グラグとガイの諍いがいい。

ルールを守ってたから生き残れたって設定が面白いです。危険なことはするなというグラグの生き方も悪いわけじゃないし、家族を思ってるなとは思いました。でも、それじゃつまらないし、ガイについていこうとなるのは必然かなって思います。こういう新しいものを認めない勢と、新しいことやっていこうぜ勢の諍いの話って結構あるけど、やっぱり面白いなと感じました。グラグがガイにしてやられてばかりで、かわいそうでした。今まで、俺が守ってきたのにって、そりゃあ嫉妬しちゃいますよね。なぜ、ガイが、他の人よりもいろいろ知ってて、ちょっと進んでるのか、よくわかりませんでしたが、きっと両親を亡くし、1人で生きていた知恵なのでしょうね。なかなかかっこよかったです。原始時代の話なので、出てくる動物とかも怖そうだったし、落ちるとやばい沼とかいろいろでてきて、いいアドベンチャーでした。グラグも家族と話し合いができて、みんないい生き方をできるようになってよかったし、ラストも、まあ、そうかもねって終わりだったけど、みんな危険に晒されているわけじゃなくて幸せだったのがいい感じでした。いろいろ粗はありますが、ストーリー展開がいいし、面白い話なのでおすすめです。

トリマニア
10

「うらみちお兄さん」と同じ作者による、強くおすすめしたい作品

1巻から引き込まれ、何度も読み返したくなる作品です。

Twitterで大きく話題となり、現在pixivコミックで連載中の漫画「うらみちお兄さん」の作者、久世岳先生により同時連載されている漫画、「トリマニア」。

この物語は日本人大学生である主人公の少女がダーツで留学先を決めるところから始まります。その国の名は「トリマニア共和国」——。公用語は日本語ですが、普通の日本人とは大きな差が。そう、トリマニア人には鳥のような羽が生えているのです。

ストーリーは、主人公の留学生少女とその周りをとりまくトリマニア人との日常ものとして進んでいくのですが、登場人物一人一人の抱える悩みや考え方が、他の「日常もの」とは一線を画するほど重く、1話1話非常に考えさせられます。それでいてコメディーベースなのでゆるっと読める割に中毒性があり、何度も読みたくなるのです。主人公のツッコミがキレキレなのが印象的ですが、その主人公も日本から逃げて留学してきている、という一種の矛盾。時には笑わされ、時には切なくなり…、と、日常漫画とは思えぬ深みが感じられる作品です。

人類の夢の一つである「空を飛ぶ」ということが日常的に可能であっても、人間という生き物は弱いのだ、と切なくなり、それでもみな自分の弱さを隠しながら助け合って強く生きている、という構成なので、読んでいると不思議と元気が湧いてきます。

話が面白い上、鳥がモチーフのキャラクター達は軒並み魅力的で、1巻を読めば2巻、3巻と読み進めたくなること間違いなしです!
「うらみちお兄さん」が面白いと感じた人はハマること間違いなしですし、そちらを読んだことがない人も読んだらはまります!

天使にラブ・ソングを… / Sister Act
9

とても明るくて、楽しい映画だと思います。

私がおすすめしたいのは天使にラブソングをという映画です。洋画で二十年以上前の映画ですが、DVD化されています。簡単なあらすじですが、クラブを経営するマフィア崩れの男の愛人が主人公です。彼女はそのクラブの歌手をしています。でも、ある日愛人である男が人を殺す場面を目撃してしまいます。そのせいで、口封じされそうになって、追われる身になってしまいます。そんな彼女が匿って貰うのが、とある寂れた教会です。そこで、シスターとして生活していくなかで、色々なハプニングがあったり、友情を深めたりしていきます。最後はハッピーエンドで明るく終わるのも好きです。私は小学生くらいの頃に家族で見た映画です。色んな年齢のシスター達が合奏する音楽も明るくて楽しくて、主人公を助けるためにクラブに突撃する場面もコミカルで笑えて面白かったです。何か辛いことがあったり、悲しいことがあったりした時に、なんとなく見たくなる映画です。私は自分の子供が初めてこの映画を見た私と同じくらいの年齢になったら、必ず見せたいなと思っています。ちょっと古いですが、ストーリーも、音楽も、とても素敵な映画なので家族揃ってぜひ鑑賞してみて欲しいと思っています。