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achafumi1のレビュー・評価・感想

Mr.Children / ミスター・チルドレン / ミスチル
10

Mr.Childrenの音楽とは人生の指針である

Mr.Children(ミスターチルドレン)の音楽とは、人生の指針となる存在です。そのように思う人はきっと多い事でしょう。
ボーカルの桜井和寿氏が手掛ける生き方を示すかのような歌詞の数々は、既に30年以上に渡って人々を魅了し続けています。

Mr.Childrenは、日本の4人組ロックバンドで、構成メンバーはボーカルの桜井和寿、ギターの田原健一、ベースの中川敬輔、ドラムの鈴木英哉の4人です。バンド名を初めて聞く人にとって、男性的な「Mr.」と子供を意味する「Children」が組み合わさった名前は少々不思議に思われるかもしれません。実際、バンド名の由来は、「形にとらわれない」「カテゴリーに分類されない」という意味であり、自分たちの音楽が幅広い世代の人々に心に響くものであることを示したいという意図が込められています。

実際、彼らのライブに足を運ぶと、小さなお子さんの手を引く30代のカップルや、長年のファンであろう40代~60代の方々、そして最近Mr.Childrenの曲に出会ったであろう20代のカップルなど、多様な世代の人々から支持されていることが分かります。これは、彼らが幅広いジャンルの楽曲を提供し続けてきたこと、そして、その1曲1曲がその時代の本質を映し出してきたからでしょう。

私自身もそうであるように、Mr.Childrenの音楽に励まされながらこの社会を生き抜いてきました。きっと、多くの人々も同様に感じているのではないかと思います。

カジュアリティーズ
8

ベトナム戦争下、派遣米軍の繰り広げた残虐行為を静かに告発した映画『カジュアリティーズ』

『カジュアリティーズ』は1989年公開のアメリカの戦争劇映画で、監督はブライアン・デパルマ、脚本はデヴィッド・ラーベ、ダニエル・ラングが雑誌『ニューヨーカー』に1969年に掲載した記事(後に書籍として刊行)を典拠に製作されました。作品への出演者はマイケル・J・フォックス、ショーン・ペン。ベトナム戦争中の1966年に192高地で発生した事件を原案にしています。その事件では1名のベトナム人少女が米国兵の分隊によって村から誘拐され暴行の末に殺害されました。映画では、すべての人名が仮名になり、実際のできごとの詳細が部分的に変更されています。
ストーリーはベトナム戦争復員兵のマックス・エリクソンのフラッシュバックとして呈示されます。ライリー少尉は米兵の小隊を率いて夜間パトロールに出発します。彼らはベトコンのゲリラに攻撃されて、小隊の位置を露出させてしまいます。小隊の側面を援護していたエリクソンはベトコンの掘ったトンネルに落ちてしまいました。エリクソンの分隊長トニー・メザーブ軍曹がエリクソンを穴から引きずり出すと、小隊はジャングルから撤退することになります…。
前述のように、本作は192高地で実際に発生した事件をベースにしています。ダニエル・ラングの長編の記事は"Casualties of War"として雑誌『ニューヨーカー』に掲載されて1969年10月に発表され、翌月同名の単行本として刊行されています。