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思いっきり笑って、思いっきり感動する映画
知的障害を持つイ・ヨングとその娘イェスン。そしてある事件がきっかけでイ・ヨングは刑務所へ収監されてしまい、7番房という監房へ入る。
イ・ヨングの純粋さや人の良さを少しずつ知り同房の囚人が仲間になっていく姿や、引き離されてしまった娘への愛情や想い、周りの人間がイ・ヨングの優しさに感化され少しずつ変化していく様子にすごく胸が熱くなった。
韓国で不動の人気を誇る女優のパク・シネが出演してる所にも魅力を感じ鑑賞したが、他の俳優陣の顔ぶれも豪華で演技力も素晴らしく、そして何よりイ・ヨングを演じるリュ・スンリョンの演技はまさに圧巻。小さな仕草までも洗練されており最後まで画面から目が離せなかった。
そして何より驚いたのはこの映画が、ファンタジーを交えてはいるが実話だという事だ。時代背景には、韓国の軍事独裁政権下に起こった悲劇をまさに描いているのであろう事が伺える。
ただこの映画はそこだけを主にして描かれた映画ではない。親子愛がメインではあるが、仲間との絆であったり、他にも沢山の見処がある。
明かされていく真実や感動のラストシーン、思わず笑ってしまうシーンなど、ストーリー中には沢山の笑いと感動が詰まっている。1度鑑賞するとまた何度でも観たくなってしまう作品だ。