6ykumagai@6ykumagai

6ykumagai
6ykumagai
@6ykumagai
1 Articles
2 Reviews
0 Contributions
0 Likes
6ykumagai

6ykumagaiのレビュー・評価・感想

Ava Max
9

セクシーな歌声と人々を惹きつける歌詞が魅力!

アメリカのPOPシンガーソングライター「Ava Max(エイバ マックス)」を紹介する。
Ava Maxはピアニストの父とオペラ歌手の母の元、子供の頃から歌の才覚を発揮し、数々のコンクールで入賞。14歳より歌手を目指し、2018年にシングル『My Way』でデビューを果たす。同年8月、20カ国でヒットチャート1位を記録し、Ava Maxの名を世界に轟かせるきっかけとなった曲『Sweet but Psycho』がリリースされた。筆者もこの曲をきっかけにセクシーな歌声と、人々を惹きつける歌詞に、一瞬で虜となった。
こうして紹介すると、幼少期より才能があり、順風満帆な人生を歩んできたように思える。しかし恵まれたとは言えない家庭環境や学生時代のいじめ、ソングライター・プロデューサーからのセクハラなど、辛く苦しい経験を通して今の彼女があるのだ。
両親は東欧革命の後、アルバニアからアメリカへ亡命。当時、英語が話せなかった上にお金もなく、3つ仕事を掛け持ちしていたという。2人は子供たちであるAva Maxとその兄をなんとか育てるため、多くのことを犠牲にしてきたという。後にAva Maxはとあるインタビューで「私は絶対に諦めない。自分自身のためだけでなく、家族のためにも、絶対に成功しなければならない」と語っている。今は両親に家を購入する事ができ、感動したという。
冒頭でも紹介したシングル『Sweet but Psycho』はホットでスィートだがサイコな一面のある女性との恋愛模様を歌っている。これは先程述べたいじめやセクハラなど、人の醜さを目の当たりにした時の心情やどう立ち向かえばいいのかという事を歌っているように感じる。歌詞ではサイコな女性を主体に展開され、周りの人々は男性に対してその女性は危険であるため逃げるように伝える。しかし男性は女性に魅了され逃げられないという内容になっている。いじめやセクハラが目の前で起こった時の逃避方法がわからない心情は男性目線で喩え、立ち向かい方ではサイコな一面を持ち、いつでも主導権を握ることで自信を守れるという女性目線で喩えられているように感じる。
そして当時の者に対する報復として手がけた作品もある。それは2020年リリースの『Who`s Laughing Now』。笑いものにしてくる者に対して自身の強さをアピールする歌詞の内容となっている。実際にAva Maxは辛かった経験に対して「この経験があったからこそ、早いスピードで成長できた」と語っており、揺るがない心や強い気持ちを感じる。経験からくる気持ちや思いが乗った歌詞は人々を惹きつける楽曲となっている。
常に前を見ている彼女は2020年「Forbesの世界を変える30歳未満の30人」に選出された。これからもAva Maxの活躍に目が離せない。

ガールクラッシュ(漫画)
10

今までにないガチンコ感!K-POPアイドルの成り上がりストーリー

失恋から始まる、K-POPアイドルデビューを目指す女の子の成長ストーリーです。
主人公の女子高生・百瀬天花(ももせてんか)は、容姿もダンスも学校内でトップレベル。
学内の「ガールクラッシュ」(=女の子が憧れる女性アイドル)とまで呼ばれています。
しかし、初恋の相手が好きになったのは、がむしゃらにK-POPアイドルになる夢を追いかける垢抜けない同級生でした。
初恋の人に認められたい一心で努力して自分を磨いてきた天花は、恋を諦めて、一念発起。
恋のライバルの同級生と一緒にK-POPアイドルになることを決意して、韓国へ渡ります。
本作の面白さは、K-POPアイドルを目指す女の子達のリアルな現場の描写と、ガチンコ感にあります。
ストーリーはリアリティ重視。
奇跡もファンタジーもなく、天花は実直な努力と才能でチャンスを掴もうと奮闘します。
聡明な天花が、自分や周囲の実力を客観視して戦略を練っていく様子は、もはや頭脳派のスポーツ漫画かビジネス漫画を読んでいるような読み応えがあります。
共にアイドルを目指す女の子達のキャラクターも魅力的です。
天花のような優等生タイプから、同級生のようなカリスマタイプ、他にも強気なダンサータイプ、英才教育の音楽特化タイプ…。
どのキャラクターも、課題にぶつかりながらも、力強く成長していく姿が魅力的です。
狭き門K-POPアイドルに、そして「ガールクラッシュ」になるために奮闘する女の子達のガチンコ成長ストーリーを読みたい方におすすめの漫画です!