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1ogeo1131のレビュー・評価・感想

ひぐらしのなく頃に業
9

正解率0%!新感覚ミステリー&サスペンス

平凡な村「雛見沢」で暮らす前原圭一という少年と4人の少女達。
冒頭では、村での陽気な日常やギャグ要素を織り交ぜ、視聴者に安心感を植え付けつつ物語の世界観へと引き込んでくれます。
この時点では、例えるのであればまさにジェットコースターに乗り、平坦に道をゆっくりと進行し、搭乗者(視聴者)をわくわくさせる。
そんな心境に近いと言えるでしょう。

物語が進行していくに連れ、絶妙なタイミングで不穏な空気が漂い、主人公に不気味な出来事が起こり始めます。
それと同時に「謎」という宿り木の種を植え付けられていくわけです。
ジェットコースターが頂上へ向かって不気味にゆっくりと上昇していく状態です。

主人公が不信感を抱き、その不信感を払拭しようと思った時点では既に手遅れ。
ジェットコースターは、けたたましい音を立てて一気に急降下して、物語は終焉します。

物語の最後に少女レナは、「何が起こったのか、訳がわからないよね。」涙を流し嘆いていました。

実際に訳の分からない終わり方をするのであれば、結果として面白くないのでは?と思われるかもしれませんが、それは違います。

というのもこの「業」というストーリーはあくまで出題編。
解答編である「卒」へと繋がります。

視聴者の期待を裏切らない本格派サスペンスです。
鳥肌を立たせたい方、遊園地に出向かずとも疑似的にジェットコースターに乗りたい方にはお薦めの作品です。

憂国のモリアーティ / 憂モリ
10

シャーロック・ホームズの敵が主人公の新感覚頭脳バトル作品!

シャーロック・ホームズは世界的に有名な探偵ですが、その敵であったモリアーティ教授はどんな人物だったのか…?
モリアーティ教授が主人公の頭脳バトルが堪能出来る新感覚マンガがここにあります!
『憂国のモリアーティ』は前述の通り、シャーロック・ホームズの最大の敵であったモリアーティ教授を中心に描かれた作品になります。
モリアーティ教授に対する解釈や、個性豊かな登場人物たちが織り成す頭脳バトルに心惹かれること間違いなし!
モリアーティ教授は自分の持つ理想の世界を実現するため、その人並外れた知能を活かし、仲間たちと計画を進めていきます。それを知ったシャーロックは事件を解決しながら、モリアーティ教授が残した謎やヒントを読み解いていき、これまた人並外れた観察力で事件の中心であるモリアーティ教授に辿り着こうと闘っていきます。
なんと言っても個性豊かなキャラクターたちが自分たちの理想の世界のため頭脳や体術で闘っている姿は、それぞれの強い信念が伝わってきて大変魅力的です。そして、登場する人物たちや事件の新しい解釈や真相なども知ることが出来て、読んでいて飽きることがない作品です。
物語の敵側や頭脳バトルがお好きな方、そしてシャーロック・ホームズがお好きな方は必見です!