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世の中にはそれぞれの「幸せ」が
サイモンペッグ主演で描かれるロードムービー。
コメディ色の強い俳優ではあるが、今回はしっかりとヒューマンドラマな内容になっている。
さて、まずこの映画は、自分を不幸だと思っていたり、人生に満足がいっていない人に見てもらいたい。
精神科医のヘクターは人の幸せに関するセラピーを行っているが、ある時まず自分が「幸せ」であるのか疑問に思うようになる。
幸せでない自分がセラピーで人を幸せに導くことができるのだろうか。
そうしてヘクターは幸せの正体を探す旅に出る。
世界には色々な国があり、色々な状況下で生活をしている人がいる。
飢餓や紛争地域等。そんな中でも自分なりに幸せを見つけ、人々は生活をしている。
そういった人々は幸せを見つけるのが上手くて、逆に恵まれている人間は幸せを見つけることが下手であると感じる。
もう一度自分の人生を客観的に見て、周りにあるものや周りにいる人、自分置かれている状況を見つめ直す機会を与えてくれる作品。
作中で「比較することは幸せを台無しにする」という言葉がある。
自分が不幸だと感じたり、マイナスな感情に晒される時は決まって周りと比較をしていることに気が付く。
そうではなく、自分のありままの姿で大小関係なく、たくさんの「幸せ」を見つけたい。