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0ltwentyfour_sevenのレビュー・評価・感想

ワンパンマン / One-Punch Man
9

最近ストレスが溜まっているという人におすすめ!

ワンパンマンは、「怪人とヒーローとの戦いを描く物語」です。
舞台は、怪人と人間(ヒーロー)が相対する世界。主人公・サイタマは、頭髪全てを失うほど懸命なトレーニングを3年間行った結果、どんな敵でも一撃で倒せる最強の力を手に入れる。そんな最強の男が、極強の相手を次々とぶっ倒していくというようなスカッと作品です。

この作品の見所は、やはり「サイタマの強さ」にあります。
ストーリーの展開は、基本的にヒーローが、強い怪人にボコボコにされて「この怪人誰が倒せるんだ!」と思ったときに、サイタマが現れ、その敵を瞬殺するというものです。まさにピンチのときに現れ、敵を殲滅する主人公最強系が好きな人にはもってこいの作品です。
サイタマが来ない間は「早くサイタマ来てくれ、早くぶっ倒してくれ!」とモヤモヤしますが、サイタマが現れ、今まで苦戦していた相手がワンパンで倒されるところを見れば、モヤモヤも社会へのストレスも、スッキリすること間違いなしです。
10点満点で9点を選んだ理由は、絵が独特で人を選ぶからです。自分も最初、漫画の方は挫折して見ませんでしたが、アニメの方は一般受けする絵柄で描かれていたので、違和感なく見ることができました。
内容は間違いない作品ですので、漫画の絵で挫折した人にも、アニメで再挑戦して欲しいです。きっと社会へのストレスも吹き飛びスッキリすることでしょう。

わたしを離さないで / Never Let Me Go
8

この命は誰のために生まれてきたのか。

『Never Let Me Go』は2010年公開のイギリス映画です。原作はカズオ・イシグロのSF小説で2005年に発表されました。
ある寄宿学校で暮らすキャシー、ルース、トミーの3人を中心として物語は進みます。一見、映画の始まりは子供たちが平和な毎日を送るスクールライフのように見えますが物語が進むにつれてその平和とは真逆な世界で彼らが暮らしていることに気づきます。実は、寄宿学校ヘイルシャムで暮らす子供たちは皆クローン人間であり、生まれた瞬間から臓器提供のために育てられていました。大人になる前にその一生を終えるという使命を子供たちは小さなころから寄宿学校の先生、もとい「大人」達に教え込まれ、誰しもがその使命を受け入れ生活しているのです。キャシー、ルース、トミーが幼いながらにもその使命を知り、彼らの人生が終わるその時までを一生懸命に生きる姿がこの物語を見る人々に徐々に絶望を与え、命の儚さを訴えかけてきます。映画の途中で彼女らがクローンであることを忘れるくらい彼女らの「人間らしさ」を痛いくらいに感じさせられます。クローンではありますが、見た目も人間と変わらず自分自身の考えも持った少年少女達がその最期をどのように終えるのか。ぜひ、自分自身の目で見て知っていただきたいです。