結末がとてもよく、ミュージカルの部分もかなりよい
まず、ヘンリーが事故をおこし、メインランドへ運ぶはずだった貨車を運べなくなることから物語が始まります。その貨車を運ぶ仕事はジェームスに引き継がれるのですが、ジェームスにからかわれて腹が立っていたトーマスが、ジェームスの仕事を奪い、迷子になって帰れなくなるお話です。ソドー島のみんなが帰ってこないトーマスを心配していて、彼らの友情を感じることができますし、新しい仲間のセオ達も個性的で面白いです。女性キャラクターが悪役として登場するのも珍しいですし、人格を持ったクレーンも登場します。トーマスやジェームスを製鉄所に閉じ込める機関車2人も、根っからの悪人ではないですし、結末は皆が協力し合い、人手不足の製鉄所の問題も解決するので、とてもスッキリして終わります。随所にミュージカルが入っていて音楽はノリが良いものばかりです(トームスは歌うのがあまり上手ではありませんが……)。名曲が多いと思いますが、とくにクライマックスの歌は友情の大切さをうたっており、かなり良いです。トーマスとジェームスが帰ってきて、みんなが歌いだしトップハム・ハット卿が指揮をとります。2人を見つけたみんなやトップハム・ハット卿の喜びの表情が印象的です。