メリー・ポピンズ リターンズ

メリー・ポピンズ リターンズ

2018年に公開されたディズニー映画。1964年公開の映画『メリー・ポピンンズ』の20年後を描いた作品である。
舞台は大恐慌時代のロンドン。マイケルは家庭を持つ父親となり、ロンドンの銀行で仕事をしていた。しかし金銭的な余裕はなく、妻が亡くなったばかりで部屋の中は荒れ放題。その上住む家まで失ってしまう。そんなマイケルの前に「ほぼ完璧な魔法使い」メリー・ポピンズがやってきて、人生の歓びを取り戻すための物語が始まる。

メリー・ポピンズ リターンズのレビュー・評価・感想

メリー・ポピンズ リターンズ
9

前作に続き素晴らしいクオリティとストーリー

前作を見て楽しみにしてみにいきました。期待どうりのクオリティと驚きが有りつつ、前作のよさを引き継いだストーリーで、とてもよかったです。

前作を知らない人でも楽しめますが、前作を知ってる人は更に驚きや懐かしさなどで楽しめる作品となっていました。バンクス家が銀行とのトラブルをもち、メリー・ポピンズリターンズによって子どもたちがトラブルを解決へと導くところは前作と変わらりません。ですが、アニメーションシーンではドキドキハラハラとする展開など前回にはなかったようなシーンもありとても楽しかったです。
また、前回と歌も踊りも全て違うのにジャックに続きどんどんとガス灯の点火夫が次々と踊りながら出てくるシーンは、前作のバートと煙突掃除の人々のシーンを彷彿とさせ、そのシーンを大好きな私はとても嬉しかったです。ブーム提督やビナクルなど前回と変わらないままで、そのままで懐かしく変わらなさにとても嬉しさを感じました。
私は、バートが好きだったのでバートが出てこないのは寂しかったですが、ジャックもよい役でそれはそれでよかったです。ジャックとウィニフレッドの雰囲気がだんだんと良くなりつつくっつくまでは映画でやらないのも今後を想像できてとてもよかったです。

メリー・ポピンズ リターンズ
9

完璧なメリーポピンズ

1960年代に公開された「メリーポピンズ」の復興版です。オリジナルの映画を観てもいなかったし、あらすじも詳しく知らなかったので楽しめるか不安でした。
ディズニー映画、ミュージカル風、ポップな雰囲気に惹かれて観ました。結論としては、期待以上の作品でした。子供向けのストーリーになっているのかと思いきや、作品の中に出てくる歌の歌詞は現代を生きるどの世代の人へも心に響く歌詞になっていたと思います。また、映画の中の子供たちが困っているときにサッと現れて、クールにかつ魔法を使って助けてくれるメリーポピンズが、とても魅力的でした。子供だけでなく、大人も心を奪われてしまうような完璧な女性でした。
また、終盤の、時間を戻す策には驚き、楽しめました。ビッグベンの時計の針を、メリーポピンズが空を飛んで戻す、という策でした。頭の固い大人には思いつかないような、時間の戻し方でした。たしかに、直接、時計の針を戻すのが簡単で理に叶っていると実感させられました。最後のみんなで風船を選ぶシーンも大好きです。本当に心が踊るような、自分の大好きな色の風船を選ぶことが出来た人は、空に飛べるというものです。普段、理性が邪魔をしてワクワクすることを忘れがちです。もっと日常を楽しむことを大切にしようと思える映画でした。