悪女/AKUJO

悪女/AKUJO

『悪女/AKUJO』とは、2017年に韓国で制作されたアクション映画。2017年5月の第70回カンヌ映画祭で世界初公開された。
幼いころに父親を殺された少女スクヒは、北朝鮮マフィアの若頭ジュンサンに拾われ育てられる。やがて2人は結婚するが、ジュンサンは敵対するソウルの組織に暗殺されてしまった。スクヒは怒りのままに韓国の組織に乗り込み壊滅させるも、逮捕される。数年後、スクヒは国家直属の暗殺者となって新たな人生を歩む。

悪女/AKUJOのレビュー・評価・感想

悪女/AKUJO
7

韓流バイオレンスアクションの真骨頂

「殺人の告白」のチョン・ビョンギル監督、キム・オクビン主演のスタイリッシュアクション。2018年公開の韓国映画です。
冒頭からFPS視点のド迫力シーンでかなりテンション上がります。そこから通常のカメラワークへの移行の仕方もスマートで美しい。後は中盤の日本刀を振り回してのバイクチェイスとか、後半のボンネットに乗ったまま運転するシーンなんかも兎に角ぶっ飛んでます。
韓国のアクション映画は「アジョシ」なんかも好きですが、この作品もそれに匹敵するぐらい特別な映画になりました。他のキャラクターも中々印象深かったです。特に主人公の後輩のミンジュが可愛らしくていいですね(出番は少ないですが…)。
比較している例があんまりない気がするのですが、閉鎖された女の園で敵や味方を作りながら強くなっていく様は「親切なクムジャさん」を思い起こさせる処もあり。確かにツッコミ所の多いストーリーではあったものの、常に薄暗い雰囲気が漂っていてこの作品独特の印象もあって楽しめました。後主演のキム・オクビンはなかなかの美人です。ここまでアクションが出来る女優を隠し持っているとは韓国映画界もあなどれません。「韓流?アクション映画と言えばハリウッドでしょ?」と思っている人には特におすすめです。