メガネブ!

メガネブ!

『メガネブ!』とは、2013年に放送されたテレビアニメ。福井県鯖江市の特産品である眼鏡をテーマにした作品で、同市も製作に参加している。
主人公の相馬鏡はメガネをこよなく愛する男子高校生。相馬は自身が通うヒマラヤ第三工業高校でメガネ部を立ち上げ、「非生命体透視メガネ(通称スケスケメガネ)」の開発を目指していた。そんなある日、不慮の爆発によって部室が無くなってしまう。メガネ部の部員たちの日常を描いた作品。

メガネブ!のレビュー・評価・感想

メガネブ!
10

メガネにかける青春「メガネブ!」

「メガネブ!」はスタジオディーンによって製作されたオリジナルアニメ作品です。
ヒマラヤ第三工業高校に存在する「メガネ部」の部員たちは、日々「スケスケメガネ」こと非生命体透視メガネの制作に精を出しています。しかし大抵の場合メガネの制作は失敗に終わり、幽霊が見えるメガネが出来てしまったり、「スケスケメガネ」を作っていたはずが「ズケズケメガネ」を完成させてしまったりします。
ちょっと「おバカ」でくだらない感じが笑えるのですが、それでいてメガネ部に所属する5人をはじめとしたキャラクターが青春していて、爽やかさも感じさせてくれます。
山本蒼美監督による色鮮やかな画面もあいまって、見ていてとても楽しい作品に仕上がっています。

この作品の舞台は、メガネが名産品である福井県鯖江市です。題名からも想像できる通り、全編を通してメガネに関連する要素がふんだんに盛り込まれています。福井県や鯖江市に興味を持った方は、作品の舞台となった場所を訪れる「聖地巡礼」をしてみるのもよいでしょう。
ちなみにこの作品は、アニメが発表される前に同名のドラマCDを3巻ほど出しています。キャラクターの設定などに微妙な差異があるので、機会があれば両者を比べてみると更に作品を楽しむことができるかもしれません。