耳を奪われる声
アニメの主題歌となった「廻廻奇譚」で、彼の名前を耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。彼は「歌い手」として約10年間活動をしています。「歌い手」と聞くとボーカロイドの楽曲をカバーしている印象が強いかもしれませんが、彼のように作詞・作曲をして自らが歌ったり、楽曲提供をしている歌い手さんもいます。私が彼を知るきっかけになった楽曲は「ドラマツルギー」です。初めて彼の声を聞いた時とても大きな衝撃を受けました。一言で表すなら「湿度の低いイケボ」です。この楽曲を聴いた瞬間に、私はこういう声を求めてた、と強く感じました。彼の声は軽快なリズムとダークな歌詞にマッチしていて、つい何度も繰り返し聴いてしまいます。また彼の楽曲は、イントロを聴くとすぐに彼の楽曲だとわかるため、一曲好きな曲ができたら全ての楽曲にハマること間違いなしです。これまで述べたように、彼の魅力の一つは「声」ではありますが、その人柄も魅力の一つです。楽曲から感じられる彼のかっこいい一面とは裏腹に、実は可愛らしい部分も持っています。例えばライブでMCの内容を忘れてしまったり、コンビニのレジに並んでいたら配信の時間に遅れてしまったり。こういった実際の彼と、楽曲から感じられる彼の像とのギャップも大きな魅力と言えます。