UDON

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『UDON』は2006年8月26日に公開された日本映画。監督は本広克行、主演はユースケ・サンタマリアと小西真奈美。香川県を舞台に、主人公の松井香助がうどんブームを巻き起こす様を描いている。家族との軋轢も描かれており、松井香助は自身の生きる道を模索していく。
撮影はほぼ全編に渡って本広監督の出身地である香川県で行われた。

UDONのレビュー・評価・感想

UDON
7

地方で輝け!ある男の復活ストーリー

この物語は田舎暮らしが嫌になった、ある男がアメリカに渡ったあと出戻りをするところから始まります。そして実家のうどん屋をつぐ覚悟を決めて仕事に打ち込むようになります。
この物語は地方出身の人なら共感できると思います。実家や故郷が嫌いじゃないけれど、どこか遠くで「自分を見つけたい!」って思うことはあるかもしれません。でも結局は自分のやりたい事、求めている事というのは結構身近に存在するものですよね。
この主人公も初めは嫌々ながら、半分義務感を感じながら家業を継ぎますが、それは結局自分のやりたい事になった。もしくはやりたい事だったのかもしれません。今、自分のやりたい事がわからない人はぜひ、この映画を見てみてはいかがでしょうか?この映画はまさにそんな人のために存在してるでしょう。「青い鳥」の話のように自分の求めているものは、案外近くにあるという事です。それはこの映画のテーマになっています。ほっこりするようなお話ですが、その裏にはそういったメッセージが隠されています。そんなメッセージをあなたも読み取れるようになったらこの映画を楽しむ事が出来ます。
そして、それとおまけにもう1つの楽しみ方があります。それは豪華俳優がところどころチョイ役で出演しています。もし良かったら、見つけてみるのはどうでしょうか。