ナナヲアカリ

ナナヲアカリ

ナナヲアカリとは、日本の女性ポップ歌手、アーティスト。愛称はあかりん、天使、nana。2014年にソロ活動を開始する。ソニー・ミュージックアーティスツ主催のオーディションに合格して上京。2016年1月から2017年6月まで、テレビ東京『ロック兄弟』の二代目MCを務めていた。
2016年6月には、「ハッピーになりたい」をYouTubeに投稿。「しあわせパーリナィ?」でライブデビューを果たし、インディーズミニアルバム、『ネクラロイドのつくりかた』をリリースした。2018年8月22日、シングル『ワンルームシュガーライフ/なんとかなるくない?/愛の歌なんて』でメジャーデビューを果たす。
音楽活動以外も、2022年にファッションブランド「Internet Boy Meets Girl」をプロデュースしたり、短編映画『日曜日とマーメイド』を頃安祐良と共同制作、本人役としても出演したりと、様々な活動を行っている。

ナナヲアカリのレビュー・評価・感想

ナナヲアカリ
8

心が疲れちゃった現代っ子たちに。ファンシー&ダークなポエトリーが脳に響く!!

ボーカリスト、ナナヲアカリさんは原宿発の社会不適合系ダメポップの先駆者!
学校や仕事、人間関係がうまくいってない自己肯定感低めの10代~20代から爆裂な人気を誇っています。
ニコニコ動画やYouTubeでも楽曲が公開されていて、足を踏み入れやすいのも人気の理由の一つ。
また、ナナヲアカリさんが歌う楽曲たちはナユタン星人さんやneruさん和田たけあき(くらげP)さんなどの有名ボカロPさんらが手掛けたもので、もはや全曲がキラーチューン。ボカロが好きな方にもおすすめです。そしてYouTubeで絶大な人気を誇る歌い手のEveさんとのコラボ楽曲もあります!

「ダメダメ」な自分を忠実にかつポップにそしてキュートに描いた歌詞がナナヲアカリさんのクリアで軽めの歌声に包まれ、「ダメダメ」な私たちの心に届き、落ち込んでいても一曲聞き終わるころには「ま、いっか」と開きなおさせてくれます。実際私は「ダダダダ天使」という曲に強く共感し、救われました。
この曲には「やんないんじゃない、できないんだ ドヤ!」という歌詞があります。やる気はあるけどできないんです。と自分のダメな部分をおっぴろげているにもかかわらず、ドヤ!といばり散らしているのです。矛盾していますがこの歌詞のなかで「できないけど、それが私だから。いいでしょ?」というメッセージが込められているのです。この曲を聴いて私は、「できないことたくさんあるけど、仕方ないし、それが自分だから。ま、いっか」と開き直って心のモヤモヤを晴らすことができました!
この「ダダダダ天使」は「フライングベスト」というアルバムに入っていますがYouTubeにも公開されているのでぜひ気軽に聴いてみてください。

ナナヲアカリ
8

ナナヲアカリ3つの魅力

ナナヲアカリさんは日本のポップ歌手ですが、形態としては楽曲提供を受けて歌唱するというものですので、曲調は変わったりすることもあります。しかし、やはりプロのアーティスト色んな楽曲を通してのナナヲアカリさん本人の魅力をお伝えしたいと思います。

・脱力系の気楽な歌声
ナナヲアカリさんの歌声はプロの声量をいかしたようなパワフルなものでありながら、どこか気の抜けた印象を受けます。これは、長時間ずっと気楽に聴けて聞いていても聞き飽きない魅力になります。

・現代風刺的歌詞
ナナヲアカリさんへの楽曲提供は複数の方が行っていますが、全楽曲通じての特徴として現代の10代20代のトレンドに対して苦言や苦悩を表すものが多く、ターゲットされた世代では興味深い内容なのではないでしょうか?少し語り口調で歌われる部分ではより強くその傾向があります。

・コーラスの可愛さ
1番目で紹介しているところとも少し重なる部分があるのですが、サビの間やサビ入り前の自身でされているコーラスの少し力の抜けた声が、ナナヲアカリさんの独特の世界観を際立たせてボーカルをより引き立てています。

これらの特徴が好みに合いそうだと思う方は、ぜひナナヲアカリさんのメルヘンでポップな独特の世界に魅了されてしまいましょう。